FXの4時間足って何?
4時間足を使った取引手法が知りたいわ!
こんなお悩みをお持ちではありませんか。
FXの4時間足は、その名の通り4時間に1回ローソク足が出現するチャートのことです。
中長期の時間足のため、だましが少ないことや1回の利益を大きく狙いやすいなどのメリットがあります。
その一方で、適当な取引を行っていると、大きな損失を出すリスクもある時間足です。
そこで本記事では、下記の流れでFXの4時間足について詳しく紹介します。
- FXの4時間足とは?
- FXの4時間足がおすすめな理由5つ
- FXの4時間足で取引を行う際の注意点4つ
- FXの4時間足で取引するならスイングトレードがおすすめ
- FXのスイングトレードのやり方
- FXのスイングトレードに適したおすすめのFX会社3選
本記事を最後までご覧いただければ、4時間足を使った取引手法が分かり、大きな利益を習う方法を知ることができます。
では早速、「FXの4時間足とは?」から詳しく紹介します。
FXの4時間足とは?
4時間足とは、4時間ごとにローソク足が出現するチャートのことです。
出典:外為どっとコム
ローソク足とは、FX取引では最も人気のあるチャートであり、始値・終値・安値・高値の4本値の値動きを時系列に沿って表示したもです。
上記の画像のように、ローソク足に似ていることからそう呼ばれるようになりました。
従って、4時間に1回ローソク足が確定するチャートを、4時間足チャートと呼びます。
では続いて、4時間足が確定する時間を見ていきましょう。
4時間足が切り替わる時間帯
4時間足が切り替わる時間帯は、以下の通りです。
- 日本時間午前10時~午後14時
- 日本時間午後14時~午後18時
- 日本時間午後18時~午後22時
- 日本時間午後22時~午前2時
- 日本時間午前2時~午前6時
- 日本時間午前6時~午前10時
FXの4時間足がおすすめな理由5つ
FX取引に4時間足を使うおすすめの理由は、以下の通りです。
- 5分足や1時間足よりもだましが少ない
- 4時間に1本のローソク足のためゆったりと取引を行うことができる
- 1回の利益が大きくなりやすい
- 取引コストを抑えることができる
- スワップポイントをもらうことができる
それぞれ詳しく紹介します。
5分足や1時間足よりもだましが少ない
長い時間足ほど、だましの影響を受けづらくなります。
FX相場の流れは、大きなうねりの流れと、その中で刻々と変化する小さな流れの上下動があり、その両方が合わさってトレンドが形成されます。
このとき、短い時間足(1分足や5分足)だけでチャートの値動きを見ていると、細かい値動きに目が行ってしまい、大きな流れがわからなくなります。
結果として、目先の流れに影響されてしまい、だましによる損失になりやすくなるのです。
一方、長い時間足(4時間足)でトレードすると、全体の流れが見えるようになり、目先の値動きに翻弄されるリスクを抑えることができます。
少しの上下動で焦って間違った判断をするリスクが減るため、初心者の方はだましの少ない4時間足がおすすめです。
4時間に1本のローソク足のためゆったりと取引を行うことができる
4時間足は、4時間に1本のローソク足が確定するため、ゆったりと取引を行うことができます。
短い時間足の場合、チャートの値動きにどうしても惑わされがちです。
1時間足やそれよりも短い足を見ていると、その値動きが気になってしまいます。
一方、 4時間足は、ローソク足の確定が遅いためチャートの値動きに惑わされることなく、ゆったりとトレードできます。
4時間を区切りとしてローソク足を形成していますが、言い換えるなら「前の足から次の足がどちらに変化するか」は、4時間経たないとわかりません。
足の動きがわからない以上、焦っても仕方ないため、精神的に余裕がある状態でトレードできるのです。
1回の利益が大きくなりやすい
4時間足で取引すると、1回当たりの利益が大きくなりやすいです。
なぜなら、前の足ができてから次の足が形成される間に、レートが大きく動く可能性があるからです。
また4時間足でチャートの値動きを見ていれば、細かい上下動に惑わされることなく、エントリーチャンスを待つことができます。
エントリーできる回数は減りますが、その代わりに落ち着いた状態でトレードでき、初心者によくあるミスを減らせるのです。
トレンドの方向性を見極めてから、トレンドに沿った形でエントリーしましょう。
取引コストを抑えることができる
4時間足のような長い時間足でトレードをすれば、トレードにかかる取引コスト(スプレッド)を抑えられます。
FX取引にスプレッドはつきものであり、これが実質的な手数料です。
スイングトレードであれば1日に1回、あるいは数日に1回程度しか取引しません。
そのため、結果的に取引にかかる費用は少なくて済みます。
多くのFX会社は、表向きは取引手数料0円となっていますが、実際はスプレッドで手数料に代わる費用を得ているのです。
スワップポイントをもらうことができる
ポジションを持ち続けると「スワップポイント」をもらうことができます。
スワップポイントとは、2か国間の金利差により発生する利益です。
例えば、金利の低い日本の通貨(円)を売り、金利が高い国の通貨を購入した場合、日をまたいでポジションを持ち続けると「保有利益+スワップポイント」を得ることができます。
つまり、スワップポイントを得るということは、より効率よく利益を得ることができるのです。
FXの4時間足で取引を行う際の注意点4つ
FX取引で4時間足を使う際に注意すべきことは、次の通りです。
- 短期取引と比べると取引チャンスは少なめ
- 損切りをしないと大きな損失を出しやすくなる
- 経済指標や要人発言などに注意するに注意する
- マイナススワップも発生する
それぞれ詳しく紹介します。
短期取引と比べると取引チャンスは少なめ
4時間足での取引では、エントリーチャンスが少なくなります。
4時間に1回しかチャートは動かないため、テクニカル分析を使ってエントリーポイントを見つけようとしても、サインはなかなか現れません。
スキャルピングであれば短い時間に数回、デイトレードであれば1日に数回エントリーポイントを見つけられます。
一方で、スイングトレードは1日に1回、場合によっては数日に1回程度しかエントリーポイントは回ってきません。
スキャルピングのような短期取引を行いたいと思っている方には、少し物足りなさを感じるかもしれません。
損切りをしないと大きな損失を出しやすくなる
4時間足でトレードするなら、必ず損切りの設定をしましょう。
4時間に1回しかチャートは動きませんが、実際はその間もチャートは動いています。
市場はいつどう変わるかを正確には予測できないので、ローソク足を見てから対策をしても間に合うように、損切の設定は必須です。
見ているスパンが長いほど、損失・利益ともに大きくなるため、エントリーと損切注文はセットで発注しましょう。
経済指標や要人発言などに注意するに注意する
経済指標や要人発言には注意しましょう。
なぜなら、重要な経済指標や要人発言は、それまでの市場の流れを大きく変える可能性があるからです。
FXはそこに参加しているトレーダーの心理で動いており、社会情勢の変化も大きく影響します。
長期スパンのポジションだとしても、分割決済や分割損切などを駆使して、定期的にポジション調整を入れることをおすすめします。
マイナススワップも発生する
スワップポイントは、通貨の組み合わせ次第ではマイナスになる(支払いをする)場合もあります。
スワップポイントは2か国間の金利差により発生しますが、金利の高い通貨を売り、金利が低い国の通貨購入した場合、日をまたいでポジションを持ち続けるとスワップポイントはマイナスになります。
例えば、メキシコペソ/円やトルコリラ/円のような新興国の通貨ペアを売り建てすると、金利の高いほうの通貨のスワップポイントを、ポジションを持ったほうが負担(支払い)することになります。
マイナスのスワップポイントは、新興国との通貨ペアばかりでなく、メジャーな通貨ペアでも生じることがあるので注意しましょう。
FXの4時間足で取引するならスイングトレードがおすすめ
FX取引で4時間足を使うのであれば、スイングトレードがおすすめです。
まず、FXのトレードのスタイルには「スキャルピング」「デイトレード」「スイングトレード」などがあります。
スキャルピングは、数秒から数十秒という短期取引のため、主に1分足や5分足といった短い時間足で取引を行います。
デイトレードは、その日の内にトレードを終わらせるトレードスタイルのことのため、基本的には30分足や1時間足を使って取引を行います。
スイングトレードは、1日から数日程度ポジションを保有するため、4時間足や日足をメインに取引を行います。
スイングトレードでは、ある程度値幅を狙いに行くため、ポジションの保有期間や値幅の観点からも4時間足との相性が良いのです。
従って、FX取引で4時間足を使うのであれば、スイングトレードがおすすめです。
FXスイングトレードのやり方
ここでは、スイングトレードで利益を得やすくするためのやり方を紹介します。
- 月足や週足でトレンドの出ている通貨を選ぶ
- 移動平均線を表示させ4時間足でのエントリーポイントを探す
- 損切りはリスクリワード1:2以上に設定する
- 値幅観測理論で利益を伸ばす
月足や週足でトレンドの出ている通貨を選ぶ
まずは、4時間足よりも上位足(週足・月足)を見ましょう。
上位足でトレンドが発生していないと、長期目線での値動きを予測しづらいため、明確なトレンドがある通貨ペアを選択します。
FX初心者の方におすすめの通貨は、ユーロや円、米ドルや豪ドルなどです。
通貨として信頼でき、流通量が多く、財政が破綻する可能性が低いため、安定した値動きで長期トレンドが継続しやすい特徴があるからです、
移動平均線を表示させ4時間足でのエントリーポイントを探す
移動平均線でエントリーポイントを探しましょう。
移動平均線とは、チャートの値動きから一定期間の終値の平均価格を算出し、それを線で繋いだものです。
チャート上に表示させるだけで、視覚的にトレンドの強弱や流れを把握することができます。
初心者の方にもつかいやすいので、まずは移動平均線から覚えておきましょう。
移動平均線については、こちらの記事をご覧ください。
損切りはリスクリワード1:2以上に設定する
損切りのリスクワードは、1:2以上に設定しましょう。
リスクワードが1:1(利益1万円、損切1万円)の場合、勝利50%だとトレードの結果はプラマイナス0となります。
つまり、常に勝率を50%以上に維持しないと損失が増えるのです。
一方で、リスクワードが1:2(利益2万円、損切1万円)なら、勝利40%を超えればトレードの結果はプラスになります。
FXは個々のトレードの結果ではなく、トータルの損益で考えるものです。
大きな利益を狙うより、いかに損失を小さくするかが重要になります。
リスクリワード1:2以上の損切りのやり方は、下記の記事を参考にしてください。
値幅観測理論で利益を伸ばす
値幅観測理論とは、「一目均衡表」を使ったテクニカル分析の三大理論のひとつです。
トレーダーが最も意識している「価格」について、上値や下値を見ながら、次の天値あるいは底値がいつ来るかを推測します。
値幅観測理論を上手く使えば、今のレートはこの先どのくらい上までいくのか、あるいはどこまで下がるのかなど、目標レートを考えることができます。
過去相場の値動きから将来の値動きを予想できるので、エントリーだけでなく、ポジション決済の目安としても使えます。
値幅観測理論については、下記の記事を参考にしてください。
FXのスイングトレードに適したおすすめのFX会社3選
スイングトレードでは、日をまたいでポジションを保有するため、スワップポイントに定評のあるFX会社を選ぶと、より効率よく利益を狙うことができます。
ここでは、スワップポイントに定評のあるFX会社を3社紹介します。
スワップポイントの比較表は、下記の記事を参考にしてください。
外為どっとコム
スプレッド(ドル円) | 手数料 | 取引単位 |
---|---|---|
0.2銭 原則固定(例外あり)※A ※午前9時~翌午前3時 |
無料 | 1千通貨 (※2) |
通貨ペア数 | サポート体制 | キャンペーン |
30通貨 | 平日24時間 (※4) |
最大100.5万円 (※5) |
※2022年6月3日時点
※2 ロシアルーブル/円は1万通貨
※4 午後11時~午前7時(夏時間の土曜日は午前6時)までは、ユーザーID(口座番号)忘れ、パスワード忘れ、アカウントロックの解除などアカウント関連のお問い合わせのみ受け付け
※5 口座開設月から翌月末まで(2023年7月1日(土)午前6時00分開始)
※A 本広告は『外貨ネクストネオ』における1,000Lot以下のスプレッドを表示するものです。国内外の休日や平日早朝など市場の流動性が低い時間帯、主要経済指標の発表前後、ならびに天災地変または金融・経済関連の重大事件など予期せぬ突発的事象の発生時には、一時的にスプレッドを広告表示値よりも拡大する場合があります。外為どっとコムのスプレッド表記は、提示率(全取引時間中に占める広告表示値以下のスプレッド提示時間の割合)を基に算出しております。本広告では、1pip=0.0001(米ドル、スイスフラン、豪ドル、英ポンド、カナダドル、NZドル)、1pip=0.001(トルコリラ)として表現しております。提示スプレッドにつきましては、外為どっとコムの都合により予告なく変更または中止する場合があります。なお、大口スプレッドおよびダイレクトカバーは本広告の対象外です(詳細はこちら)。外為どっとコム広告表示値スプレッドの提示実績は、こちら(PDF)をご参照願います。
【ご注意ください】2022年4月19日~同4月22日における、『外貨ネクストネオ』の取扱通貨ペアのうち「米ドル/円」の広告表示スプレッド「0.2銭」以下の提示率が基準値を下回ったため、2022年4月25日(月)より当該通貨ペアのスプレッド広告を一時中止いたします。
【ご注意ください】本年(2022年)4~5月の大型連休期間においては例年以上にインターバンク市場の著しい流動性低下が予想され、これに伴う相場急変発生の可能性も指摘されております。こうした状況下では成行・マーケット注文でのスリッページ発生頻度上昇やスリッページ幅拡大など一部サービスレベル低下を招く懸念があるため、2022年4月29日(金)~同5月6日(金)の各営業日に限り、対象25通貨ペアを含む全通貨ペアにおける原則固定スプレッド(広告表示値)の提示、およびスプレッド縮小キャンペーンを一時休止いたします。
Point1初心者に嬉しいサービスが充実
外為どっとコムでは1,000通貨から取引が可能(ロシアルーブル/円は1万通貨から)、充実した情報コンテンツなど、初心者に嬉しいサービスが揃っています。
Point2少額からFXが可能
最低取引数量が1万通貨からとなっているFX会社もある中、外為どっとコムでは1,000通貨から取引が可能です(ロシアルーブル/円は1万通貨から)。そのため少額から取引を始めることができます。
Point3情報量が豊富
「外為どっとコムといえば情報コンテンツ」と言ってもいいほど、外為どっとコムの情報量の豊富さは際立っています。
グループ会社に外為どっとコム総研というシンクタンクを設立しているくらい情報に特化している会社です。
FXでは、マーケットで今何が起きているのかを把握することはとても重要なこと。
外為どっとコムでは、最新のニュースや著名なアナリストによるレポートなど、取引の参考になる情報が豊富です。
Point4初心者向けコンテンツが豊富
入門コンテンツやオンラインセミナーなどが充実しており、初心者がFXをマスターするためのコンテンツが豊富です。
Point5初心者の取引をサポートするツール
外為どっとコムには初心者の取引をサポートするツール「ぴたんこテクニカル」があります。ぴたんこテクニカルでは指定した通貨ペアで複数のテクニカル分析を行った結果を表示してくれるので、初心者でも直感的に相場の状況を把握でき、取引の判断に活用することが可能です。
3,000円で練習します!
外為どっとコムの口座開設には、本人確認書類2点+マイナンバー確認書類が必要です。これらを用意して「スマホで本人確認」を利用して申込を行えば、最短でその日のうちに口座開設が完了します。スムーズな口座開設のために、必要書類を事前に用意して申し込みましょう。
※法人のお客様を除きます。また、日数はあくまで最短の目安であり、土日/一部の祝日を含む場合、提出いただいた書類に不備がある場合、お客様の住まいの地域などにより異なります。
みんなのFX
スプレッド(ドル円) | 手数料 | 取引単位 |
---|---|---|
0.2銭 (原則固定) |
無料 | 1千通貨 |
通貨ペア数 | サポート体制 | キャンペーン |
34通貨 | 平日7〜22時 | 最大100万円 |
Point11千通貨から取引が可能
みんなのFXでは、1千通貨から取引が可能です。そのため、初心者でも幅広い通貨ペアの取引を少額から始めることができます。
Point2業界最狭水準のスプレッド
みんなのFXのスプレッドは業界最狭水準となっています。
さらに毎月最後の金曜日の夜には4時間限定で人気通貨ペアのスプレッドを大幅に縮小するプレミアムフライデー企画も実施しており、さらに低コストで取引することができます。
Point3高水準のスワップポイント
みんなのFXで特に注目すべきなのがスワップポイントの水準の高さです。同社のスワップポイントは全通貨ペアを通して業界トップレベルの高水準となっており、特に高金利通貨のスワップポイントの高さでは他社を圧倒しています。
そのため、高金利通貨のトレードにも興味があるトレーダーには抜群におすすめの会社と言えます。
さらに、あらかじめ用意されている複数のストラテジー(取引戦略)の中から気に入ったものを選ぶだけで初心者でも気軽に自動売買(システムトレード)を行える「みんなのシストレ」も利用可能です。
LIGHT FX
スプレッド(ドル円) | 手数料 | 取引単位 |
---|---|---|
0.2銭 (原則固定) |
無料 | 1千通貨 |
通貨ペア数 | サポート体制 | キャンペーン |
46通貨 | 平日24時間 | 最大100万円 |
Point11千通貨から取引が可能
LIGHT FXはみんなのFXと同じく、トレイダーズ証券が運営するFX取引サービスです。LIGHT FXはより初心者向けのサービスとなっており、1千通貨から取引が可能です。
Point2業界最狭水準のスプレッド
スプレッドは米ドル/円で0.2銭(原則固定、例外あり)など、業界最狭水準となっています。
Point3高水準のスワップポイント
非常に高水準のスワップポイントを強みとしており、高金利通貨の中長期トレードにも最適です。
そのほか、初心者安心のサポート体制や使いやすい取引ツールなどが魅力です。
まとめ:FX初心者の方こそより長期足(4時間足)がおすすめ
4時間足は、「だましの影響を受けづらい」「大きな利益を狙える」「ゆっくりとトレードできる」といったメリットがあります。
一方で、取引チャンスが少ないことやマイナススワップに気をつけることなど、注意点しなければいけないこともいくつかあります。
目先の細かい値動きに翻弄されることなく、大きな流れ(長期トレンド)に沿った形でエントリーできるため、初心者の方におすすめの時間足です。