FXって本当に儲かるの?
FXはどのくらい儲けることができるの?
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
FXでは大多数のトレーダーが損をしているという説があります。しかし、FXで成功して大きな利益を出すトレーダーがいるのも事実です。
そこで本記事では、FXは本当に儲かるのかやどのくらい儲かるのか、儲けている人の特徴や失敗する人の特徴などを、以下の流れで詳しく紹介します。
- FXは儲からないの?
- FXはどれくらい儲かるの?
- FXで儲ける人の特徴3つ
- FXで儲からない理由!失敗しやすい原因3つ
- 初心者がFXで儲けるまでのやり方
- 1,000通貨から取引が行えるおすすめのFX会社5選
- FXの自動売買は儲かるの?
では早速、FXで儲かる確率から詳しく紹介します。
FXは儲からないの?
FXで儲かる確率
2018年に金融先物取引業協会がFX経験者1,000人を対象として行った調査では、2017年(17年に取引していない場合は最近の一年間の取引期間)の損益について調査した結果、全体では60%超の人が利益を出したと回答しました。
区分 | 人数 | 利益を出した 人の割合(%) |
---|---|---|
全 体 | 1,000 | 60.3 |
男性・計 | 763 | 60.9 |
男性20代 | 104 | 61.5 |
男性30代 | 268 | 66.4 |
男性40代 | 222 | 62.6 |
男性50代 | 66 | 50.0 |
男性60-70代 | 103 | 49.5 |
女性・計 | 237 | 58.2 |
女性20-30代 | 82 | 54.9 |
女性40-50代 | 105 | 59.0 |
女性60-70代 | 50 | 62.0 |
「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」(金融先物取引業協会)より当サイト作成
性別・年代や職業、世帯年収などによる区分でも調査されていますが、多くのカテゴリで半数以上の人が利益を出したという結果になっています。
安易に「FXでは半数以上の人が利益を得られる」などと言い切ることはできませんが、この調査結果を見ると意外と多くの人が利益を得ていることに驚いた人も多いのではないでしょうか。
FXはどれくらい儲かるの?
FXの損益は、次のような計算で求められます。
1Lot=1,000通貨の会社で1Lotの取引をした場合について考えてみましょう。例として、次のような取引を行ったとします。
- 1Lot=1,000通貨の会社で米ドル/円を取引
- 1米ドル=100円のときに1Lot(1,000通貨)を新規買い
- 1米ドル=101円になったときに先ほどの1Lotのポジションを決済
また、同様の条件で10Lot(10,000通貨)の取引をした場合は、次のような計算から「+10,000円の利益」となります。
この計算からわかる通り、FXの損益は取引レートや取引数量などによって変わります。
FXで儲ける人の特徴3つ
では、FXでうまく利益を出すためにはどうしたらよいのでしょうか?そのヒントとして、FXで成功している人の特徴を紹介します。
経験や取引スキルが高い
FXを始めたばかりの初心者は、なかなか思い通りに利益を出すのが難しいものです。その理由は、経験や知識が圧倒的に足りないということが挙げられるでしょう。
FXでは一般的な知識を身に着けることだけでなく、自分の感情を制することや、自分の取引上の癖などを把握して対策することも非常に重要です。そしてこのようなスキルは経験とともに身に付くものです。
FXを始めたばかりの頃は知識も経験も不足しているため、どうしても失敗してしまうことが多くなりがちです。しかしそれはどんな上級トレーダーも通ってきた道です。
始めは失敗することも勉強と考え、失敗から学ぶことを心がけて少しずつトレーダーとしてのレベルアップを目指していきましょう。
損小利大の取引を行っている
投資の世界には「損小利大」という言葉があります。これは「損失は小さく、利益は大きくすることを心がけるべきである」という意味です。
人間の意思決定に関する研究から、人は利益に対しては少しでも手に入れようとする一方で、損失に関しては損失自体を避けようとするということがわかっています。これをFXに当てはめると、人は「利益の確定は早くなりやすく、損失の確定は遅くなりやすい」ということになります。
このような取引をしてしまうと、利益は小さい一方で損失は大きいという結果になってしまいます。そうならないようにするために「損失は小さく、利益は大きく」を心がけるべきというのが「損小利大」の意味です。
FXで成功する人は「損小利大」の取引を行っています。利益を大きくするのは最初はなかなか難しいかもしれませんが、初心者もまずは損切りを適切に行うことを心がけるなどして、「損小利大」を意識してみるとよいでしょう。
感情的にならない
FXで大きな敵となるのが「自分自身の感情」です。特に初心者の場合、取引に慣れていないことから来る損失への不安や利益を逃すことへの焦りがマイナスに働いてしまうことがよくあります。
このような失敗を避けるために、取引で感情的にならないことが大切です。ポジションを持つと感情を抜きにした冷静な判断が難しくなってしまう場合も多いので、事前に「これくらいの損益が出たら決済する」のような自分のルールを決めておくのがおすすめです。
FXで儲からない理由!失敗しやすい原因3つ
FXで成功する人の特徴とともに、失敗する人の特徴も知っておくと、失敗しやすい危険な取引を避けることができます。
FXで失敗しやすい例を紹介するので、自分の取引に当てはまらないか注意してみてください。
値ごろ感で取引を行っている
初心者に多いものとして「値ごろ感で取引を行っている」ということがあります。
値ごろ感での取引とは、「かなり上がり続けたからそろそろ下がるだろう」とか「大きく下げたから次は上がるだろう」のように、適切な根拠なしで感覚のみで行う取引です。
このような取引では、FXで成功することは望めません。偶然利益が出ることはあるかもしれませんが、いつか大きく失敗してしまう可能性もあります。
投資のプロは値ごろ感での取引は決して行いません。FXでしっかりと利益を出していくためには、しっかりとした根拠に基づく戦略が必要です。
そのためには、値ごろ感ではなくきちんとした根拠に基づいて取引できるよう、取引の戦略について学ぶことが不可欠です。初心者の場合、移動平均線など比較的簡単で扱いやすいテクニカル指標の活用から始めてみるのがおすすめです。
損切りができない
適切に損切りができていないというのも、初心者によくある失敗パターンと言えます。
FXの上級者も全く損失を出さないというわけではなく、上級者ほど損失が小さいうちに確定させる損切りをうまく行っています。
始めのうちは損失を確定させるという行為に抵抗を感じてしまうかもしれませんが、より大きな損失や相場から退場させられる事態を回避するために、損切りは欠かせないスキルです。
適切な損切りを心がけようと思っても、いざポジションを持つとなかなか冷静な判断は難しくなってしまうものです。そのため、うまく損切りを行うためには、ポジションを持つタイミングで「損失がこれくらいになったら損切りを行う」という方針を決めておくのがおすすめです。
損失の許容値を決めたら、損切り用のストップ注文や逆指値注文を入れておくとよいでしょう。これらの注文を活用すれば、相場をチェックしていないときでも損失が許容値を超えた場合に損切りを行ってくれます。
損切りの詳しいやり方については、下記の記事で解説しているので参考にしてください。
取引ルールを構築していない
前述のように、ポジションを持ってからではなかなか冷静な判断をすることが難しくなってしまうものです。相場と評価損益が変動する中で焦ってしまうと、失敗に繋がりやすくなってしまいます。
そうならないように、自分専用の取引ルールを事前に決めておくことが重要です。「損益がこれくらいになったら確定する」「テクニカル分析でこのシグナルが出たら決済する」のような明確なルールを決めておき、取引を始めたらそのルールに従ってトレードしてみましょう。
初心者は「ポジションを持ってから、相場の動向を見ながら考える」ということをしてしまいがちですが、これは禁物です。ルールを持たずに取引を始めると、値ごろ感での取引にも繋がりやすくなってしまいます。
まずは初心者にも扱いやすいテクニカル分析などを身に付け、根拠のあるルールを立ててそれに従って取引するという体制を作りましょう。
初心者がFXで儲けるまでのやり方
初心者がFXで利益を出すために有効なステップを紹介します。自分のレベルに合わせて、ぜひ実践してみてください。
FXの基礎知識を勉強する
まずは何よりもFXの基礎知識をしっかりと習得することが不可欠です。スプレッドやレバレッジなど、普通の人はほとんど知らないけれど、FXでは絶対に理解しておかなくてはならないという基礎知識がたくさんあります。
本サイトでは、FXの基礎知識について全くの初心者でも理解できるように各記事で詳しく解説しています。ぜひFXの初期学習に活用してください。
デモ取引から体験する
初心者で実際の資金を使った取引が不安な場合は、デモ取引から始めるのもおすすめです。
各FX会社が、仮想の資金を使って実際のレートや本番と同じ取引ツールで、FXのリアルな練習ができるデモ取引を提供しています。
デモ取引では実際に資金を使うわけではないため、失敗した場合も資金を失うことはなく、安心して思う存分FXの練習ができます。そのため、「まずはトレードの雰囲気を体験してみたいけれど、失敗して損失を出すのが不安」という初心者におすすめです。
ただし、デモ取引には「本番の取引とはメンタル面の負荷が異なる」など注意点もあるため、下記の記事を参考にして注意点をよく理解しておきましょう。
1,000通貨という少額から取引を始めてみる
初心者がFXを始める際は、少額から取引を始めるのがおすすめです。
FXに慣れないうちは失敗しやすいため、万一失敗した場合でも損失が少なくなるように、始めのうちは取引額を少なくしてリスクを抑えるようにしましょう。
FX会社には、大きく分けて取引単位が1,000通貨の会社と10,000通貨の会社があります。初心者の方は、取引単位が1,000通貨の会社で、1,000通貨から取引を始めるのがよいでしょう。後ほど1,000通貨から取引ができるFX会社も紹介しているので、参考にしてください。
相場分析や資金管理などを覚える
基本的な取引のしかたに慣れてきたら、相場分析や資金管理などについて学び、実践していきましょう。
相場分析については、移動平均線など比較的簡単で扱いやすいテクニカル指標の活用から始めてみるのがおすすめです。テクニカル分析を活用できるようになると戦略的な取引ができるようになり、トレーダーとして自信もつくのでぜひ取り入れることをおすすめします。
また、FXでは資金管理も非常に重要です。
資金管理とは、ロット数やレバレッジ、証拠金の額などのトレーダー自身で調整できる要因について把握し、それらをコントロールしていくことです。
初心者はトレード手法やテクニカル分析などに目が向きがちですが、資金管理はFX取引を行う上で非常に基本的かつ重要なものです。
初心者のうちは、まずは取引するロット数を上げすぎないといった基本的なことから意識して、資金管理にも気を配るようにしましょう。
利益を出せるようになったら徐々に投資額を大きくしていく
最初のうちは少ない金額から取引してリスクを抑えることが大切ですが、少額取引には得られる利益も少なくなるというデメリットがあります。FXに慣れてきたら、少しずつ取引額を増やして大きな利益を狙っていくのもよいでしょう。
ただしその際も、急に取引額を大きく増やすのではなく、徐々に取引額を増やしながら様子を見ていきましょう。うまくいかない場合は再び取引額を減らしたり取引を休んだりするなど、常に結果を振り返りながらトレードのしかたを調整していくことが重要です。
1,000通貨から取引が行えるおすすめのFX会社
外為どっとコム
外為どっとコムでは1,000通貨から取引が可能です(ロシアルーブル/円は10,000通貨から)。さらに業界最狭水準のスプレッドで低コストな取引ができ、24時間のサポート体制があるなど、初心者のFX会社選びで重視したいポイントが揃っています。
また、外為どっとコムは業界屈指の充実した情報コンテンツを提供していることでも有名です。人気の通貨ペアに関する情報はもちろん、高金利通貨に関する情報までトレードに関するあらゆる情報が網羅されており、圧倒的な情報量で取引を強力にサポートしてくれます。
少額から取引できる点や充実したサポート体制以外にも、過去のデータに基づいて自動でマーケットの予測を行ってくれる「ぴたんこテクニカル」など初心者の取引をサポートするツールも揃っており、最初に口座開設する会社として非常におすすめできます。
外為どっとコムの口座開設には、本人確認書類2点+マイナンバー確認書類が必要です。これらを用意して「スマホで本人確認」を利用して申込を行えば、最短でその日のうちに口座開設が完了します。スムーズな口座開設のために、必要書類を事前に用意して申し込みましょう。
※法人のお客様を除きます。また、日数はあくまで最短の目安であり、土日/一部の祝日を含む場合、提出いただいた書類に不備がある場合、お客様の住まいの地域などにより異なります。
SBI FXトレード
SBI FXトレードは1通貨から取引ができ、非常に少額から取引を始められるのが特徴のFX会社です。
少額からFXを始められるため初心者におすすめで、金融サービスを幅広く手がけるSBIグループの企業なので安心して利用できる点も魅力です。
業界最狭水準のスプレッドで低コストな取引ができるほか、初心者向けの「かんたんモード」を搭載した使いやすい取引アプリも人気です。
ヒロセ通商
ヒロセ通商では最小取引単位が1,000通貨となっており、少額から取引を始めることができます。また業界最多レベルの51種類の通貨ペアを取り扱っており、豊富な通貨ペアを少額から取引したい人におすすめです。
さらに豊富な通貨ペアを業界最狭水準のスプレッドで提供しており、低コストな取引が可能です。
ヒロセ通商では毎月様々なキャンペーンを実施しており、多彩なキャンペーンを楽しみながら取引できる点も人気のポイントです。
また、頻繁にアップデートされどんどん使いやすく進化する取引ツールやスキャルピングOKなど嬉しいポイントが揃っており、2023年オリコン顧客満足度調査のFX専門業者部門で8年連続第1位を獲得しています。
トレイダーズ証券「みんなのFX」
トレイダーズ証券のFX取引サービス「みんなのFX」は、全通貨ペアが1,000通貨から取引可能、業界最狭水準のスプレッド、24時間サポート対応など、初心者におすすめのポイントが揃っています。
みんなのFXではスワップポイントが非常に高水準である点も大きなメリットです。みんなのFXのスワップポイントの高さは業界トップレベルで、高金利通貨の取り扱いも豊富なため、スワップポイント収益を狙った高金利通貨の取引を行うトレーダーからも非常に人気となっています。
また、基礎から実践まで幅広いレベルの知識を学べるウェブセミナーや入門コンテンツも充実しており、初心者が学びながらFXを始めるのに最適です。
みんなのFXで口座を開設すると、初心者でも好きなストラテジーを選ぶだけで簡単に自動売買(システムトレード)を始められる「みんなのシストレ」も利用可能となるため、「初心者であまり知識がないけれど自動売買にも興味がある」という人にもおすすめです。
FXの自動売買は儲かるの?
FXでは自分の判断で取引する「裁量取引」のほかに、システムにトレードを任せる「自動売買」もあります。
自動売買では最初に取引のルールを設定しておけば後はルールに従って注文を行ってくれるため、忙しくて自分でトレードする時間がない人などにとって非常に便利です。
ただし、自動売買は必ず自動的に利益を稼いでくれるというわけではありません。自動売買には設定しておいた通りに自動で注文を出してくれるという便利さはありますが、相場がどう動くかは誰にもわからないため、自動売買でも利益が出る場合と損失が出る場合があります。
また自動売買には「取り扱っている会社が限られている」「自動売買の注文には手数料がかかる場合がある」といった注意点もあります。
ちなみに、金融先物取引業協会が2018年に行った調査(※)では、対象となったFX経験者1,000人のうち、76%の人が「自動売買を行ったことがない」と回答しており、自動売買の経験者はそれほど多くないことがうかがえます。
※「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」(金融先物取引業協会)より
自動売買を提供しているFX会社には外為オンラインやみんなのFXなどがあります。外為オンラインでは手数料が必要ながら高度な自動売買が行え、みんなのFXでは手数料なしで手軽に初心者でも自動売買ができるのが特徴です。
興味がある方は、これらの会社で一度自動売買を行ってみるのもよいでしょう。
まとめ:FXで儲けるためには勉強が大切
FXで利益を得るためには、基礎知識や取引手法、相場分析のしかたなど様々なことについて勉強することが有効です。
勉強と言われると気が進まないかもしれませんが、覚えた知識やスキルを活かしてうまく利益に繋げられれば大きな達成感を得られます。
また勉強といっても本を読む、動画を見るなど様々な方法があります。自分に合った方法を選べば、より勉強を続けやすくなるでしょう。
急にたくさんの知識やスキルを身につけることはできませんが、まずは基礎知識から始めて次第に取引手法や簡単なテクニカル分析など、自分のレベルに合わせて少しずつ勉強していきましょう。