FXのレバレッジってどんな仕組み?
FX初心者はどのくらいのレバレッジで取引を行ったほうが良いの?
レバレッジは、FXの一番の特徴とも言っていいくらいですが、FXのことをあまりよくわからない方は、レバレッジの仕組みや注意点などをあまりよくわからない方も多いかもしれません。
そこで本記事では、下記の流れでFXのレバレッジの仕組みや特徴、注意点などを詳しく紹介します。
- FXレバレッジとは?
- FXレバレッジの特徴
- FXレバレッジを利用する際の注意点
- FXレバレッジによって必要証拠金が異なる
- FX初心者におすすめのレバレッジは5倍~10倍を超えないこと
本記事を最後までご覧いただければ、初心者にピッタリのレバレッジが分かり、リスクの少ない取引を行うことができるようになります。
レバレッジのことなら、ぜひ本記事を参考にしてください。
FXレバレッジとは?
FXのレバレッジとは、元手の資金よりも何倍もの資金で取引を行える仕組みです。
通常10万円の資金であれば10万円分しか取引を行うことはできません。
しかし、レバレッジを仮に10倍かけて取引を行うと、100万円分の取引を行うことが可能になります。
このように、レバレッジをかけることにより、少ない資金でも大きな取引を行うことができます。
FXレバレッジの特徴
レバレッジの特徴は、資金の何倍も大きい取引ができるということです。
以下で詳しく紹介します。
資金の何倍も大きい取引ができる
レバレッジの特徴は、預けた資金よりも何倍も大きい取引ができることです。
国内で定められている最大レバレッジは、25倍(個人の場合)です。
例えば、資金10万円でレバレッジを25倍かけた取引を行った場合、250万円分の取引を行うことができます。
そのため、少ない資金からでも大きな利益を狙うことができます。
ただし、大きな利益を狙えるということは、大きな損失を出してしまう可能性もあります。
レバレッジは、FXの最大の特徴ともいえますが、諸刃の剣なのです。
FXレバレッジを利用する際の注意点
レバレッジを利用する際の注意点は、高いレバレッジでの取引はロスカットになりやすいというリスクがあります。
以下で、詳しく紹介します。
高いレバレッジでの取引はロスカットになりやすい
レバレッジを利用する際の注意点は、高いレバレッジでの取引はロスカットになりやすいということです。
ロスカットとは、FX各社で定められている一定の損失を出すと、保有しているポジションを強制的に決済させられてしまうことです。
少ない資金で高いレバレッジの取引を行うと、証拠金に余裕がなく少しの含み損でロスカットされてしまうリスクがあります。
ロスカットをされてしまうと、大きな損失となります。
高いレバレッジで取引を行う際は、資金に余裕を持ちましょう。
また、資金に余裕を持てないのであれば、高いレバレッジで取引を行うのはやめましょう。
ロスカットの仕組みついてさらに詳しく知りたいのであれば、下記の記事を参考にしてください。
FXレバレッジによって必要証拠金が異なる
レバレッジは、少ない資金で大きな取引を行える仕組みのため、レバレッジの倍率によって必要な証拠金が異なります。
以下の表をご覧ください。
レバレッジの倍率 | 必要証拠金 |
---|---|
レバレッジ25倍 | 4,000円 |
レバレッジ20倍 | 5,000円 |
レバレッジ15倍 | 6,667円 |
レバレッジ10倍 | 10,000円 |
レバレッジ5倍 | 20,000円 |
※1ドル100円計算で米ドル円の場合(1,000通貨)
以上のように、レバレッジの倍率を抑えるほど、必要証拠金が多くなります。
また、レバレッジ25倍でも、資金を20,000円で取引を行えば、よりロスカットリスクを抑えた取引が行えるようになります。
FX初心者におすすめのレバレッジは5倍~10倍を超えないこと
結論からお答えすると、FX初心者におすすめのレバレッジは5倍~10倍を目安に取引を行いましょう。
国内では最大レバレッジ25倍(個人の場合)です。
しかし、FX初心者の方が大きなレバレッジで取引を行うと、大きな損失を出すリスクが高くなります。
なぜならば、プロのトレーダーでも損失を出すFXの世界で、初心者の方がいきなり利益を得続けられるほどほど甘くはないからです。
そのため、まずはレバレッジ5倍~10倍程度を目安とし、取引に慣れることが大切です。
低レバレッジでの具体的なやり方は、下記の記事を参考にしてください。
FXレバレッジに関するよくある質問集
ここでは、レバレッジに関するよくある質問について回答していきます。
質問1:レバレッジはどうやって設定するのですか?
レバレッジは、設定するものではなく、原則実効レバレッジによって自動で決められます。
実効レバレッジとは、実際に運用しているレバレッジを表したものです。
例えば、1ドル100円で1000通貨分を買うとき、4000円を預けただけなら実効レバレッジ25倍ですが、5万円を預ければ実効レバレッジが2倍になります。
従って、原則実効レバレッジによって自動で決められてしまうため、余裕を持った資金を預けましょう。
質問2:国内の最大レバレッジは何倍ですか?
2020年現在、日本国内における最大レバレッジ倍数は25倍(個人の場合)までです。
質問3:レバレッジが高いと損益額も高くなりますか?
レバレッジは、少ない資金でも大きな取引ができる仕組みのため、レバレッジによって損益が大きくなることはありません。
しかし、レバレッジをかけた状態(少ない資金)で最大限のポジションを建ててしまうと、損益額が変わってきます。
まとめ:FXレバレッジは諸刃の剣
FXのレバレッジとは、元手の資金よりも何倍もの資金で取引を行える仕組みです。
日本でFX取引が大人気となった理由は、レバレッジにあると言っても過言ではありません。
ただし、使い方を間違えれば、大きな損失を出す危険性もあります。
そのため、初心者の方は、レバレッジ5倍~10倍くらいの目安で取引を行うことがおすすめです。