初心者にも扱いやすいおすすめの通貨ペアって何だろう?
逆に取り扱いに気を付けなければいけない通貨ペアも知りたいわ!
じゃあ今日は、FX初心者におすすめの通貨ペアや気をつけるべき通貨ペアなどを詳しく紹介しましょう!
具体的には、
- 通貨ペアとは
- 初心者におすすめの通貨ペアの選び方
- 初心者におすすめの通貨ペア
- 初心者は気をつけるべき通貨ペア
- 各通貨ペアの特徴
- よくある質問集
といった流れで紹介します。
初心者におすすめの通貨だけではなく、その通貨をよりお得に取引できるFX会社も紹介するため、是非ご参考としてください。
そもそもFXの通貨ペアって何?
通貨ペアとは、売買する2国通貨の組み合わせのことです。
例えば、USD/JPY(ドル円/円)・EUR/USD(ユーロ/ドル)などというように、「/」で区切って2国の通貨ペアを表します。
- 左側は「基軸通貨」と呼び、購入する通貨という意味
- 右側は「決済通貨」と呼び、売買する通貨という意味
USD/JPY(ドル/円)を購入するのであれば、JPY(円)を売ってUSD(ドル)を購入するとなります。
逆にUSD/JPY(ドル/円)を売るのであれば、USD(ドル)を売ってJPY(円)を購入となるのです。
また、各通貨ペアは「USD/JPY」や「EUR/USD」といったように3文字で表記されます。
続いて、FXで取引できる主な通貨の通貨コードや特徴を紹介します。
FXで取引できる主要通貨の通貨コードとその特徴
主要通貨 | 通貨コード | 特徴 |
---|---|---|
米ドル | USD | 世界の基軸通貨のため、取引量はナンバー1。ニューヨーク市場の開始である日本時間の夜22時から深夜帯に向けて、活発に取引されます。アメリカの経済指標以外にも、戦争やテロなどの世界的情勢でも影響を受ける通貨です。 |
ユーロ | EUR | ドルの次に取引量が多い通貨。欧州市場の開始である日本時間の夕方16時ごろから、活発に取引されます。ユーロ圏の経済指標が意識され、特に欧州中央銀行の発言には注意しなければならない。 |
豪ドル | AUD | 元祖スワップ取引人気ナンバー1である通貨。2008年ごろは、金利が約7%を誇り、高金利通貨として投資家たちから人気を集めていました。オーストラリア銀行の発言や政策金利はもちろん、中国の指標にも左右されます。現在の高金利通貨は、メキシコペソやトルコリラなどがあげられます。 |
英ポンド | GBP | 値動きが高く、投機筋のトレーダーから大人気の通貨。ユーロと同じく、日本時間の夕方16時ごろから、活発に取引されます。イングランド銀行の発言や政策金利の際は、より大きく動くため注意が必要です。 |
ニュージーランドドル | NZD | オーストラリアと経済や政治での結びつきが深いため、豪ドルと似たような動きとなります。また、中国の景気動向にも左右されやすい通貨です。 |
カナダドル | CAD | アメリカが最大の輸出国のため、アメリカの経済指標の影響を受けやすい通貨です。またカナダは原油国のため、原油価格も影響します。 |
スイスフラン | CHF | スイスは、永世中立国であり金融ショックや地政学リスクなどの事案が発生したときに、安全資産となる通貨です。 |
香港ドル | HKD | 香港ドルは、米ドル・ペッグ制度を採用しているため、米ドルと同じ動きをします。 |
南アフリカランド | ZAR | 高金利通貨として人気があります。国内の政治的リスクで売られるときもあるため注意が必要です。 |
ノルウェークローネ | NOK | ユーロ圏と地理的にも近いため、ユーロの景気動向によって左右されます。石油や天然ガスにも影響を受けることがある通貨です。 |
FX初心者におすすめの通貨ペアの選び方
FX初心者におすすめの通貨ペアの選び方は、次の通りです。
- 取引量が多い人気の通貨ペアを選ぶ
- スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ
それぞれ詳しく紹介します。
取引量が多い人気の通貨ペアを選ぶ
初心者の方は、値動きが安定している取引量が多い通貨ペアを選びましょう。
FX相場では、基本的に売りたい人と買いたい人がマッチすることにより、価格が決定します。
取引量が多いということは、すぐに売りたい人と買いたい人がマッチしやすくなるため、値動きが比較的安定した傾向となるのです。
一方取引量の少ない通貨ペアは、取引量の多い通貨ペアと比べると売りたい人と買いたい人がマッチしづらくなるため、値幅が広くなり値動きが荒くなる傾向にあります。
そのため、初心者の方は、取引量の多い人気の通貨ペアを選びましょう。
スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ
初心者の方は、スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶようにしましょう。
スプレッドは、通貨ペアごとに異なっており、主に取引量と取引方法によってその大きさが決まります。
取引量が多いということは売買してくれる人が多いため、FX会社にレートを提供する金融会社も安心してスプレッドを狭くすることができるのです。
また、FX相場の基軸通貨は基本的にドルとなるため、ドル絡みの通貨ペア(いわゆるドルストレート)はスプレッドが狭くなる傾向にあります。
例えば、ドル円を買うとなる場合、円を売ってドルを買うということになります。
では、ユーロ円の場合はどうなるのかというと、円を売ってドルを買い、ドルを売ってユーロを買うとなるのです。
そのため、ドル絡みの通貨以外は、1度ドルに両替する手間がかかるため、スプレッドが広くなる傾向があります。
スプレッドが狭い通貨ペアは、取引量が多く初心者向きといえます。
FX初心者におすすめの通貨ペア
FX初心者におすすめの通貨ペアは、次の通りです。
- 取引量が多い通貨ペアランキング一覧表
- スプレッドが狭い通貨ペアランキング一覧表
それぞれ詳しく紹介します。
取引量が多い通貨ペアランキング一覧表
取引量が多い通貨ペアをランキング形式で紹介します。
順位 | 通貨ペア | 取引金額 |
---|---|---|
第1位 | ドル円 | 154,359,974 |
第2位 | ポンド円 | 33,499,746 |
第3位 | ユーロドル | 17,535,861 |
第4位 | ユーロ円 | 17,165,573 |
第5位 | 豪ドル円 | 11,774,388 |
出典:金融先物取引業界
※金融先物取引業界の2019年7月の各通貨ペア別取引金額一覧(ランキング第5位まで)
世界のマーケットでは、ユーロドルが1位ですが、日本の店頭市場ではドル円が第1位となります。
結論:FX初心者は「ドル円」がおすすめ
結論からお答えすると、ドル円がFX初心者には1番おすすめの通貨ペアです。
ドル円が初心者におすすめの通貨ペアという理由は、次の通りです。
- 取引量が多い
- スプレッドが狭い
取引量が多いということは、値動きが安定しているため急な変動が少なく、初心者の方でもリスクの少ない取引を行うことができます。
そのため、ドル円はFX初心者には最適な通貨ペアといえます。
FX初心者にはおすすめしない通貨ペアは「ポンド系通貨」
数ある通貨ペアの中には、初心者向きではないものも存在します。
初心者におすすめできない通貨ペアは、ポンド系の通貨ペアです。
ポンド系の通貨ペアは、ボラティリティが高く人気の通貨ペアですが、初心者の方はやめておきましょう。
値動きが激しいため上手くいけば大きく利益を出すことができますが、失敗すればその分大きく損失を出してしまいます。
以下は、JFXが提供しているボラティリティ表になります。
順位 | 通貨ペア | 平均ボラティリティ |
---|---|---|
第1位 | GBP/JPY(ポンド円) | 149.5 |
第2位 | GBP/AUD(ポンド豪ドル) | 133.8 |
第3位 | GBP/USD(ポンドドル) | 115.9 |
第4位 | GBP/CHF(ポンドスイスフラン) | 114.1 |
第5位 | EUR/JPY(ユーロ円) | 69.6 |
ポンド系の通貨ペアが断トツでボラティリティが高いことが分かります。
まずは値動きが安定しているドル円からスタートし、慣れてきたらポンド系の通貨ペアにもチャレンジしていきましょう。
ドル円を取引するならおすすめのFX会社3選
ドル円を取引するのにおすすめの通貨ペアは、次の通りです。
- 外為どっとコム
- DMM.com証券
- GMOクリック証券
それぞれ詳しく紹介します。
外為どっとコム
当サイトからの口座開設後、対象期間内にFX口座『外貨ネクストネオ』にて新規注文で1万通貨(10Lot)以上のお取引1回+FX積立口座『らくらくFX積立』にて定期買付1回で合計8,000円貰える!
Point1少額からFXが可能
最低取引数量が1万通貨からとなっているFX会社もある中、外為どっとコムでは1,000通貨から取引が可能です(ロシアルーブル/円は1万通貨から)。そのため数千円から取引を始めることができます。
Point2情報量が豊富
「外為どっとコムといえば情報コンテンツ」と言ってもいいほど、外為どっとコムの情報量の豊富さは際立っています。
グループ会社に外為どっとコム総研というシンクタンクを設立しているくらい情報に特化している会社です。
Point3初心者向けコンテンツが豊富
入門コンテンツやオンラインセミナーなどが充実しており、初心者がFXをマスターするためのコンテンツが豊富です。
SBI FXトレード
Point11通貨から取引が可能
国内大手FX会社では1千通貨または1万通貨から取引可能なことが多いですが、SBI FXトレードでは1通貨から取引ができます。
1米ドル=100円の場合、最小取引単位が10,000通貨の会社では約4万円の資金が必要となりますが、SBI FXトレードでは約4円から取引を始めることができ、少額からFXを始めたい初心者に非常におすすめです。
Point2業界最狭水準のスプレッド
SBI FXトレードのスプレッドは業界最狭水準となっており、低コストな取引を行うことができます。
米ドル/円は1〜1,000,000通貨の場合0.18銭のスプレッドとなっており、その他の通貨ペアも1通貨から、低スプレッドで取引できます。
ヒロセ通商
Point11千通貨から取引が可能
ヒロセ通商では最小取引単位が1,000通貨となっており、少額から取引を始めることができます。
またヒロセ通商では業界最多レベルの51種類の通貨ペアを取り扱っており、豊富な通貨ペアを少額から取引したい人におすすめです。
Point2業界最狭水準のスプレッド
ヒロセ通商では豊富な通貨ペアを業界最狭水準のスプレッドで提供しており、低コストな取引が可能です。
Point3多彩なキャンペーン
ヒロセ通商では毎月様々なキャンペーンを実施しており、多彩なキャンペーンを楽しみながら取引できる点も人気のポイントです。
DMM FX
Point1FX口座が90万口座を突破
DMM.com証券はFX口座数が90万口座を突破した非常に人気の高い会社です。
※DMM.com証券にて2022年5月20日調査(DMM FXと外為ジャパンの合算口座数)
同社のFX取引サービス「DMM FX」では、業界最狭水準のスプレッドで低コストで取引できるのはもちろんのこと、FX取引でポイントがたまり、たまったポイントの現金化もできる「取引応援ポイントサービス」でお得に取引できる点が特徴です。
Point2洗練された取引ツール
取引ツールの洗練されたデザインと高い操作性や、PC版にスマホ版、取引をサポートする補助ツールまで、豊富に用意されている点も人気のポイントです。
さらに取引結果をグラフなどでわかりやすく表示してくれる「取引通信簿」の機能も非常に便利で、損益の推移や自分の取引の傾向などが一目でチェックでき、初心者の取引を強力にサポートしてくれます。
Point3業界最狭水準のスプレッド
DMM FXでは人気の通貨ペアを業界最狭水準のスプレッドで提供しており、低コストな取引が可能です。
GMOクリック証券
Point1総口座数100万口座突破
GMOクリック証券は2023年8月に総口座数が100万口座を突破した、多くの人から選ばれているFX会社です。
同社のFX取引サービス「FXネオ」では、業界最狭水準のスプレッドで低コストで取引ができるほか、スワップポイントも高水準で高金利通貨の取引にもおすすめです。
Point2評価の高い取引ツール
特に人気なのが抜群に使いやすい取引ツールで、GMOグループならではの高い開発力が活かされた高機能な取引ツールで快適かつスピーディーに取引を行うことができます。特に2018年にチャート機能を強化して新たにリリースされたスマホアプリは非常に完成度が高く、一度は使ってみてほしいアプリです。
また、GMOクリック証券はGMOインターネット株式会社のグループ企業であり、株や投資信託など幅広い商品を扱っており、運営する会社にしっかりとした信頼性や資金力があることも大きな強みです。
Point3業界最狭水準のスプレッド
GMOクリック証券では業界最狭水準のスプレッドを提供しており、低コストで取引できます。
LIGHT FX
Point11千通貨から取引が可能
LIGHT FXはみんなのFXと同じく、トレイダーズ証券が運営するFX取引サービスです。LIGHT FXはより初心者向けのサービスとなっており、1千通貨から取引が可能です。
Point2業界最狭水準のスプレッド
スプレッドは米ドル/円で0.2銭(原則固定、例外あり)など、業界最狭水準となっています。
Point3高水準のスワップポイント
非常に高水準のスワップポイントを強みとしており、高金利通貨の中長期トレードにも最適です。
FXの通貨ペアに関するよくある質問集
FXの通貨ペアに関するよくある質問集に答えていきます。
Q1ドルストレートやクロス円ってどんな意味ですか?
ドルストレートは、ドル絡みの通貨ペアのことです。
例えば、ドル円・ユーロドル・ポンドドルなど。
クロス円は、円絡みの通貨ペアのことです。
例えば、ユーロ円・ポンド円・豪ドル円など。
Q2合成通貨って何ですか?
合成通貨とは、複数の通貨を組み合わせて作った通貨のことです。
FXでは、基本的にドルを含まない2国通貨のことを合成通貨と呼びます。
例えば、ユーロ円やユーロポンドなどです。
まとめ:FX初心者におすすめの通貨ペアはドル円
FX初心者におすすめの通貨ペアや気をつけるべき通貨ペアなどを詳しく紹介しました。
初心者の方は、取引量が多くスプレッドが狭いドル円から取引を始めることをおすすめします。
ポンド系やトルコリラやメキシコペソといった高金利通貨ペアは、取引技術が上がってきたなと思えば挑戦していきましょう。