FXで何をやっても上手くいかない・・・
どうすればFXで上手くいくようになるのかしら・・・
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
一般的に、FXは約9割のトレーダーが退場していくといわれています。
つまり、FXで利益を継続して得ていくことは、狭き門なのです。
しかし、成功している1割の中に入ることができれば、何千万や何億といった大きな利益を得ることができます。
そこで本記事では、
- FXではうまくいかないのが当たり前と考えることが重要
- FXでうまくいかない7つの原因と対策
- それでもFXでうまくいかないときの対策
という流れで、FXで上手くいくにはどうすればよいのかを詳しく解説します。
本記事で解説する「FXでうまくいかない7つの原因と対策」を理解し実践すれば、FXで利益を上げやすくなるでしょう。
FXがうまくいかないとお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
FXではうまくいかないのが当たり前と考えることが重要
結論から申し上げると、FXではうまくいかないのが当たり前と思うことが重要です。
なぜならば、一般的にFX相場はランダムウォークと言われており、将来のことが分かるトレーダーは存在しないからです。
ランダムウォークとは、金融商品の値動きには規則性がなく、過去の変動とは一切関係ないとする仮説。
出典:野村証券
値動きに規則性がないわけですから、将来の値動きを正確に言い当てることはプロのトレーダーでも不可能です。
従って、FXではうまくいかないのが当たり前と思うことが重要です。
「うまくいかなければ利益を得ることはできないよね?」と思うかもしれませんが、以下で解説することを理解し実践していただければ、勝率があまりよくなくても資金を増やしやすくなります。
早速、「FXでうまくいかない原因や対策」について紹介しましょう。
FXでうまくいかない7つの原因と対策
一般的にランダムウォークと言われているFX相場で利益を出し続けるためには、リスクを許容したうえで優位性のある一貫した取引を行うことが大切です。
そのためにはまず、FXでうまくいかない具体的な原因を知り、対策を行うことが必要になります。
早速、FXでうまくいかない7つの原因と対策について紹介します。
- なんとなくで取引を行っている
- 相場の大きなトレンドを把握していない
- 損切りを設定していない
- 損は伸ばし利益は伸ばせていない
- 経験が足りないため相場観がまだまだ未熟
- 資金管理ができていない
- メンタルコントロールができていない
原因①:なんとなくで取引を行っている
「上がりそうだから」「下がりそうだから」と、なんとなくで取引を行っているとFXではうまくいきません。
なぜならば、感覚で取引を行っているだけであり、何の根拠もないからです。
一般的にプロのトレーダーでも損失を出すFXの世界で、適当に取引を行っても利益を得ることは限りなく低いといえます。
従って、上がりそう下がりそうと適当に取引を行ってもうまくいきません。
対策:いくつかのエントリー根拠が重なったポイントで取引を行うこと
なんとなくで取引を行わないためにも、いくつかのエントリー根拠を持って取引を行うようにしましょう。
エントリー根拠を探すには、テクニカル分析を用いることをおすすめします。
初心者におすすめのテクニカル分析は、移動平均線です。
移動平均線なら、表示させるだけでトレンドの流れや強弱を視覚的に判断することができるため、初心者の方にも使いやすいでしょう。
また、売買サインもシンプルなため、誰にでも使いやすいテクニカル分析です。
従って、まずは移動平均線を使ってエントリー根拠を探し取引を行うようにしましょう。
移動平均線を使った手法を知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
原因②:相場の大きなトレンドを把握していない
相場の大きなトレンドを把握しておかないと、FXでうまくいきません。
なぜならば、相場の流れは大きな時間足で発生するものであるため、短い時間足ばかり見ていると「木を見て森を見ず」状態になってしまうからです。
例えば、初心者の方にありがちな、ポジションを持ったら為替レートが逆行するという現象は、相場の大きなトレンドを把握していないことが原因にあげられます。
細かな値動きだけを追いかけているため、そのような現象が起きるのです。
従って、相場の大きなトレンドを把握しておかないと、FXでうまくいきません。
対策:月足→週足→日足と必ず長期足から分析を行う
相場の大きなトレンドを把握するためには、月足→週足→日足の順番で大きな時間足から相場を分析するようにしましょう。
例えば、月足が上昇トレンドであれば、週足や日足では押し目買いを狙っていきます。
つまり、週足や日足で下落しているときに、買を狙っていくのです。
初心者の方は、下落しているから売りを狙うかもしれませんが、月足が上昇トレンドのため買を狙ったほうが利益を得やすくなります。
取引を行う際は、必ず月足→週足→日足の順番で大きな時間足から相場を分析するようにしましょう。
原因③:損切りを設定していない
エントリーをする際に、損切り設定もしていなければFXでうまくいきません。
なぜならば、損切りを設定しておかなければ、一回の損失が大きくなるリスクがあるからです。
例えば、10連勝して1万円の利益を得たとしても、1回の負けが2万円であれば1万円の損失となります。
つまり、何連勝しようが一回の負けで利益を失ってしまうかもしれないのです。
そのため、損切りを設定しておかなければ、FXではうまくいきません。
対策:リスクリワード2:1で損切りを行うようにする
損切りは、リスクリワード2:1で設定するようにしましょう。
例えば、利益目標が100銭だとしたら、損切り幅は50銭になります。
リスクリワード2:1で設定することにより、万が一2連敗したとしても1回の利確で損失をせずに済みます。
従って、リスクリワード2:1で損切りを設定するようにしましょう。
具体的な損切りのやり方は、下記の記事を参考にしてください。
原因④:損は伸ばし利益は伸ばせていない
利益よりも損失額のほうが大きくなる方は、FXでうまくいかないでしょう。
なぜならば、FXは一回の損失でこれまでの利益を失う可能性があるからです。
こういったことは、FXでよくある失敗の「コツコツドカン」や「損大利小」といったことに当てはまります。
FXで利益を得ていくためには、損失は小さく利益は大きくが大切です。
つまり、損大利小ではなく、損小利大の取引を行わなければなりません。
対策:値幅観測理論を使って利益を伸ばすようにする
利益を大きく得るおすすめの方法は、値幅観測理論を使うようにしましょう。
値幅観測理論とは、一目均衡表の理論の一つであり、過去の相場の値動きから将来の為替レートがどれくらい上昇下落するかを予測する理論のことです。
つまり、値幅観測理論を使うことにより、相場がどれくらい上昇下落するのかを分析することができます。
従って、利益を大きく得るためには、値幅観測理論を使うことをおすすめします。
値幅観測理論のやり方は、下記の記事を参考にしてください。
原因⑤:経験が足りないため相場観がまだまだ未熟
経験が少ないため相場観というものが未熟だと、なかなかFXで利益を上げることは難しいです。
相場観とは、この先の相場の値動きを予測することを指しており、初心者の方はまだまだ未熟といえます。
相場観が未熟だと、予測の精度が低くFXで利益をあげづらい状態と言えるでしょう。
対策:過去検証を行い相場観を身に付ける
相場観を身に付けるためには、過去チャートで検証を繰り返し行うことです。
FXはスポーツと同じであり、練習を繰り返すことで取引スキルや相場観が磨かれます。
FX初心者の方は、実践の取引よりもまずは過去チャートで相場観や取引スキルを身につけましょう。
原因⑥:資金管理ができていない
資金管理が出来ていないと、すぐに資金を失うリスクが高くなり、FXでうまくいくことはないでしょう。
資金管理とは、自分の資金に対して実際にどのくらい運用しているのかまたは、運用できるのかを把握することです。
資金管理能力が低いと、すぐに資金を失いやすくなります。
従って、資金管理が出来ていないと、すぐに資金を失うリスクが高くなり、FXでうまくいくことはありません。
対策:大きなレバレッジで取引を行わない
初心者の方が資金を失うリスクを抑えるのであれば、高いレバレッジでの取引はやめましょう。
高いレバレッジでの取引は、大きな利益を得ることもできますが、損失もその分大きくなります。
一般的にプロのトレーダーでも損失を出すといわれているFX相場は、初心者の方が簡単に利益を出せるほど甘くはありません。
適性レバレッジというものはありませんが、目安として5倍~10倍程度のレバレッジで取引を行いましょう。
原因⑦:メンタルコントロールができていない
メンタルコントロールが出来ていないと、FXで利益を上げることは難しいといえます。
感情を出して取引を行うと、損切りが出来なかったり利益を伸ばせなかったりということが起こるからです。
例えば、うまく損切りをしたけど損失を取り返したい気持ちが強く、無駄なエントリーをし余計な損失を出してしまうことがあります。
余計な損失を出すと、今度は損切りができなくなり最悪の場合、大きな損失を出すことにもなりかねません。
従って、メンタルコントロールができないのであれば、FXで利益を出すのは難しくなります。
対策:ルールを作成し一貫した取引を行う
感情の入れない取引を行うためには、ルールを作成し常に一貫した取引を行いましょう。
ルールを作成し取引を行うことにより、どんな相場でも同じエントリーや損切りなど、一貫した取引を行うことができます。
また、損失を出しても、冷静に対応することもできるでしょう。
FXで利益を得ていくためには、一貫した取引ルールを作成するのが大切です。
取引ルールの作り方は、下記の記事を参考にしてください。
それでもFXでうまくいかないときは?
上記で解説した「FXでうまくいかない7つの原因と対策」を実践してもFXで損失を出し続けてしまうという方も中にはいると思います。
そんな時はどうすればよいのかを以下で詳しく解説します。
休むも相場
FXでどうしてもうまくいかないというときは、「休むも相場」です。
つまり、相場から一旦離れて休んでください。
うまくいかないときに取引を行い続けると、メンタルコントロールが行いづらくなり、大きな損失をだすリスクが高くなります。
また、一般的に相場を動かしているといわれている、ヘッジファンドや銀行などに比べると、個人投資家の資金は少なすぎます。
そのため、あなたがどんなに取引を行っても、為替レートを動かすことはできないのです。
うまくいかないときは何をやってもうまくいかないので、大切な資金を損失から守るためにも、「休むも相場」を実践しましょう。
まとめ:トータルで利益を残せるような取引手法を覚えることが大切
FX相場は、一般的にランダムウォークと言われており、プロのトレーダーでも将来の値動きを言い当てることはできません。
先のことが不規則な相場の世界で生き残るためには、トータルで利益を残せるような取引手法を覚えることが大切です。
最後に、もう一度本記事をまとめます。
- FXではうまくいかないのが当たり前と考える
- なんとなくで取引をせず根拠のある取引を行う
- 相場の分析は必ず月足から行う
- 損切りはリスクリワード2:1で設定する
- 値幅観測理論を身に付け利益を大きくとれるようになる
- 過去検証を行い相場観を身に付ける
- レバレッジをかけすぎないでしっかりとした資金管理を心がける
- 一貫したルールで取引を行いメンタルをコントロールする