婚約指輪と結婚指輪の違いって何?
婚約指輪と結婚指輪って両方必要?
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
そのようなお悩みをお持ちの方に朗報です。
本記事では、下記の流れで、婚約指輪・結婚指輪の違いや費用・選び方などを詳しく紹介します。
- 婚約指輪とは
- 結婚指輪とは
- 婚約指輪・結婚指輪の違い
- 婚約指輪・結婚指輪の平均費用
- 婚約指輪・結婚指輪の選び方
- 婚約指輪・結婚指輪は両方必要?
- 婚約指輪・結婚指輪に関するよくある質問集
本記事を参考にしていただければ、婚約指輪・結婚指輪の両方を用意するための貯金方法や資産形成方法などについても知ることができます。
では早速、「婚約指輪とは」から紹介しましょう。
婚約指輪とは
「結婚してください!」という言葉と共に渡される小さな箱。その中にはキラリと光る婚約指輪が…。
そんなシチュエーションをドラマなどでみたことがある方は多いのではないでしょうか。
結婚の約束をしたときに、婚約の証として渡される指輪が婚約指輪です。
エンゲージリングとも呼ばれます。
この婚約指輪、実は古代ローマ時代からあったとされています。
その時代は、約束の誓いとして鉄の輪をはめ合う習慣がありました。
そこから現在の婚約指輪へとつながっていったのです。
婚約指輪は左の薬指にはめるのが定番ですが、この習慣も古代ローマ時代から、左薬指は心臓につながると信じられていたためです。
人にとって大事な心臓に近く、愛の誓いとして大事にされてきたのが伝わりますね。
そして、婚約指輪といえば「ダイアモンド」。
ダイヤは割れることのない変わらぬ輝きを持ち、ギリシャ語で「不屈・征服されない」という意味があることから永遠の愛として婚約指輪に用いられるようになりました。
結婚指輪とは
結婚指輪は、結婚の証として、結婚したふたりが身に着ける指輪のこと。
マリッジリングとも呼ばれます。
結婚指輪も婚約指輪と同じように古代ローマ時代から由来したと言われています。
日本には、明治時代に広がり始め、大正時代には多くの人に知れ渡るようになりました。
今では定番となり、結婚指輪をしていれば周りに言わずとも既婚だということがわかるようになりました。
結婚指輪を常にすることで、相手が他の人と…というリスクも減らすことができますね。
結婚式ではふたりが結婚指輪を交換し合います。
これは、お互いに愛し、慈しむという想いを証拠として表すためです。
お互いに渡し合うことで、結婚したということが実感できるでしょう。
婚約指輪・結婚指輪の違い3つ
婚約指輪と結婚指輪、どちらも結婚時に渡すものです。
どう違うのか婚約指輪と結婚指輪の違いを詳しく3つにまとめてみました。
- 意味合いが異なる
- デザイン性が異なる
- 用途や使い方が異なる
違い①意味合いが異なる
まず、婚約指輪は、婚約したという証で、男性から女性に贈る指輪です。
婚約というのは、法的な制度やルールはありません。
書類としてどこかへ提出わけでもありません。ということは口約束だけということになります。
そこで、男性が婚約指輪を贈ることで婚約の想いを形として示すことができます。
また、婚約指輪をつけることで女性側も婚約を周りに示すことができるでしょう。
次に結婚指輪は、結婚したという証で、結婚した両者が付け合うもの。
結婚後、男性、女性どちらも常に付け合うことでふたりの絆を示すことができます。
結婚指輪の円は、切れ目がなく終わりがない「永遠」の意味を表しています。
現在から未来までふたりを結ぶ永遠の想いが結婚指輪には込められています。
違い②デザイン性が異なる
婚約指輪は、プロポーズの際に男性から贈るものなので、特別で華やかなデザインになっています。
定番はダイヤモンドがあしらわれた婚約指輪。
変わらぬ輝きと永遠の証の意味があり、女性にとって憧れの指輪となるでしょう。
中でも代表的なのがソリティアの爪あり。
指輪にダイアモンドを一粒施したデザインです。
「指輪の絵を描いて」と言われたらこのソリティアを思い描く方が多いのではないでしょうか。
爪ありというのは、ダイアモンドを4〜6本で留めているデザインです。
結婚指輪は、結婚後毎日つけるので邪魔にならないシンプルなデザインが人気です。
定番のデザインはストレートタイプ。
流行りに流されず、男性でも抵抗なくつけられるのが特徴です。
最近では、結婚指輪にもダイヤモンドをあしらうこともあり、指輪に埋め込むタイプが人気です。
違い③用途や使い方が異なる
婚約指輪は、婚約を申し込む際に贈る指輪です。
プロポーズは一生に何度も味わえるものではありませんから、特別なものになり、華やかなデザインが好まれます。
無事婚約後、女性は結婚まで毎日つけることがほとんどです。
キラリと光る婚約指輪をはめることで、周囲からも婚約したことが言わずともお知らせすることができるでしょう。
結婚指輪は、結婚後、毎日身に着けることになります。
婚約指輪は華やかで普段使いには向きません。
また、女性だけでなく男性もつけるので、ふたりが納得できるデザインを作りましょう。
婚約指輪・結婚指輪の平均費用
婚約指輪と結婚指輪と検討している方は、どのくらいなのか費用が気になりますよね。
ここでは、平均の費用を紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
婚約指輪の平均費用
婚約指輪は、よく「給料の3ヶ月分」と言われています。
実際にはどのくらいなのでしょうか。
ゼクシィ結婚トレンド調査2020/全国推計値によれば、30万円〜40万円未満が一番多いです。
次に多いのが、20〜30万円未満。
昔からのイメージで給料3ヶ月分と思っていてなかなか指輪の購入に踏み出せないということがありますが、現在はそんなことはないようです。
また、クレジットの利用などにより分割払いも可能なので貯金がなくても検討しやすくなっているでしょう。
婚約指輪のブランドの中でも特に人気が高いのは、カルティエ、ティファニーです。
その二つの婚約指輪の相場も見ていきましょう。
カルティエの婚約指輪の相場
カルティエは、長い歴史を持つフランス生まれの高級ジュエリーブランドです。
世界5大ジュエラーとも呼ばれ、「王の宝石商、宝石商の王」とイギリス王国エドワード7世が評価しています。
赤い箱が印象的で、プロポーズで渡されたいと願う女性はたくさんいるでしょう。
カルティエは、日本でも憧れの婚約指輪として人気の高いブランドです。
そんなカルティエの婚約指輪は、50〜100万円のものが並び、さすがハイブランドといったところでしょうか。
しかし、30万円代ほどからの婚約指輪も存在します。
例えば「ソリテール1895」は、爪ありのダイヤモンドが映える定番のデザイン。
名前にもついているように1895年から長い愛され続けるラインナップです。
ティファニーの婚約指輪の相場
ティファニーは、目に留まるスカイブルーが印象的で幅広い層から支持を集める人気ブランドです。
180年を超える老舗ブランドでありながら新素材の開発やデザインへのこだわりから、絶えず愛され続けています。
そんなティファニーの婚約指輪の相場は60万円〜90万円ほどです。
婚約指輪の平均費用より高めなので、諦めてしまう方もいるかもしれません。
しかし、中には20万円ほどのデザインもあるので検討してみてください。
婚約指輪の定番であるティファニーセッティングやエレガントで立体的なカーブが特徴的なティファニーハーモニーなどがおすすめです。
女性なら誰もが憧れるカルティエやティファニーのネックレス。
女性を喜ばせたいなら、間違いなくおすすめのブランドです。
カルティエやティファニーの婚約指輪を贈ってあげることができれば、より魅力的な男性と思われるでしょう。
将来好きな女性に喜ばれる指輪を贈れる男性になるためにも、若いうちからの貯金が大切です。
また、婚約指輪だけではなく結婚式や顔合わせなど、様々なイベントが控えています。
事前にどれくらいの費用がかかるのかもしっかりと把握しておきましょう。
結婚指輪の平均費用
結婚指輪は、婚約指輪よりシンプルなデザインなことが多いため平均費用も低くなっています。
ゼクシィ結婚トレンド調査2020/全国推計値によれば、20〜25万円が一番多く、次いで25〜30万円となります。
婚約指輪はひとつの金額に対し、結婚指輪はペアでの金額になりますから、ふたり合わせて20〜30万円ほどということになります。
指輪は素材で金額が異なってきます。
例えば、強度があり、加工のしやすいプラチナは人気が高く価格も高くなる傾向にあります。
また、ダイヤの有無でも大きく価格が変動するでしょう。
できれば自分が納得のいく素敵な指輪を選びたいところですから、資産はしっかり形成しておきたいところです。
結婚指輪は女性だけでなく、男性もつける指輪ですから予算に余裕を持ってより良いものを選びましょうね!
婚約指輪・結婚指輪の選び方
婚約指輪と結婚指輪には、さまざまなブランドがあり、種類もさまざまです。
ですから指輪をどう選べば良いか悩まれる方は多いでしょう。
そこで婚約指輪、結婚指輪それぞれのより良い選び方を紹介していきます。
婚約指輪の選び方
婚約指輪を選ぶ時まず初めに決めたいのは、既製品を買うか、オーダー品を買うか、ということです。
既製品は、すでに完成されたデザインで店頭で現物を見て購入することができます。
その一方、納得のいくデザインが見つからないこともあります。
オーダーメイドは、デザインから素材や石まで全て自分でイメージして作っていきます。
一から作ることで世界にひとつだけの指輪ができるでしょう。
デザインの知識がなくても、イメージを伝えるだけでプロが描き起こすので心配ありません。
セミオーダーは、デザイン、素材、宝石など何パターンが用意されており、自分が好きなものを組み合わせて作ります。
完成のイメージも想像しやすく、オーダーメイドより手軽に注文することができます。
婚約指輪の場合、一人で買いにいくことが多いですが、相手がどのような指輪が気にいるのか不安に思いますよね。
ですから最近では、カップルで指輪を選びに行く方が少なくありません。
せっかくの婚約指輪ですから相手が心から満足にいくデザインにしたいもの。
プロポーズ後に一緒に二人で購入して、渡すときにサプライズや演出を考えるのが良いかもしれませんね。
もし、一人で買いに行く場合は、事前に相手の好みをリサーチしておきましょう。
結婚指輪の選び方
結婚指輪を選ぶときふたりで購入することが多いですが、女性と男性で注目したいポイントが異なります。
女性の場合は、婚約指輪とのバランスを確認しておきましょう。
婚約指輪は結婚した後に終わり、ということではもったいないですから結婚指輪と婚約指輪を重ね付けできるようにしておくのがおすすめです。
重ね付けしやすいデザインだと気軽につけやすく両方ずっと楽しむことができますよ。
男性の場合、よくありがちなのが全て女性に任せてしまうこと。
素材の強度やサイズ、つけやすい角度など男性に注目して欲しい点はたくさんあります。
ぜひパートナーと一緒に選んでみてください。
最後に、手の大きさ、質感、色などによって似合う指輪が異なります。
好きなブランドで前から憧れていた指輪を実際つけてみるとしっくりこない、今流行っているデザインなのに似合わない、そういったことがあるでしょう。
結婚後一生つけていきたい指輪ですから、周りに流されず自分が一番しっくりくるものにしましょう。
婚約指輪・結婚指輪は両方必要?
「結婚指輪があるから婚約指輪はいらない」と思いがちですよね。
実際その辺りはどうなのか見ていきましょう。
約50%以上の女性は婚約指輪に憧れている
婚約指輪をつける期間があまりないことから男性から見れば必要ないのでは?と思う方は少なくありません。
しかし、ゼクシィ結婚トレンド調査2020/全国推計値によれば、約50%の女性は婚約指輪に昔から憧れていたと答えています。
また、婚約の証とつけていたい、二人のつながりを感じるためにつけたい、などという回答が多いです。
中にはお金をかけるのはもったいないから、という方もいますが、なんらかの婚約記念品をプレゼントすることがほとんどです。
その中でもやはり婚約指輪は女性の憧れ、いつでも肌身離さずつけられることから今でも人気が高いです。
婚約指輪をプレゼントすることで、周りから婚約していることがわかるので、他の男性から近寄られるというリスクも減らすことができるでしょう。
婚約指輪・結婚指輪に関するよくある質問集
婚約指輪と結婚指輪に関するよくある質問をまとめてみました。
購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
質問①婚約指輪・結婚指輪をはめる指はどっち?
婚約指輪と結婚指輪をはめる指は左手の薬指が定番です。
婚約指輪と結婚指輪、どちらも古代ローマ時代から伝わる風習で、その時代から左手の薬指と決まっていたと言われています。
それは、心臓に感情が司ると信じられていたため、心臓につながる血管が左手の薬指と考えられてきました。
また、左手の薬指には愛情を深めるという意味があります。
婚約指輪も結婚指輪も愛の証ですから、この指につけることが多いようです。
そしてこういった意味合いだけでなく、指の中でもあまり動かさなかったり、傷つけにくい指だったりという現実的な理由もあります。
質問②婚約指輪・結婚指輪を渡すタイミングは?
婚約指輪を渡すタイミングで一番が多いのがプロポーズの時です。
しかし、婚約指輪を一人で選ぶのは難しいので、最近ではプロポーズの後に一緒に選びに行く、という方が増えています。
指輪が完成し、渡すときにサプライズ演出や素敵なシチュエーションで渡すと喜ばれるでしょう。
結婚指輪は、ふたりで購入しにいくことが多いです。
挙式の後からつけることが定番でしたが、最近では入籍日からつけたり、購入したあとにすぐつけたりとさまざまです。
結婚式の半年前から3ヶ月前までには購入しておくことをおすすめします。
結婚の記念として写真撮影をすることが多いですが、その時指輪が必要になったり、両親との食事会や友人への報告などの時に指輪が欲しくなったりと計画を立てて渡すことが大切です。
質問③婚約指輪・結婚指輪の支払いは男性が負担するもの?
婚約指輪は男性から女性にプレゼントする、という意味合いが強いので男性が負担することになります。
結婚指輪も男性が支払うことが多かったのですが、最近ではふたりで贈り合うものとして折半して購入する方が増えています。
しかし、女性にとって結婚指輪は憧れのものですから、男性が一旦支払ってあとで折半するとスマートかもしれません。
現金はもちろんクレジットカードで支払うことができるので分割払いも可能です。
心配な方はお店の支払い方法などを確認しておきましょう。
まとめ:婚約指輪・結婚指輪を両方用意するためにも20代からの資産形成が大切
婚約指輪と結婚指輪は、今でも女性にとって憧れのものです。
婚約指輪は要らないもの、と思われがちですが、やはり一生に一度の思い出ですからサプライズで渡してあげると良い思い出として残るでしょう。
夫婦で話し合いながらどちらも納得のいく指輪選びをしてみてくださいね。
ただ、婚約指輪も結婚指輪も決して安いものではありません。
そのためには若いうち、20代から資産形成をしておくことが大切です。
指輪の他にも結納や挙式、お金がかかることがたくさんありますから、早めに検討しておくことをおすすめします。
具体的な費用がいくらかかるのかは、以下のシミュレーションを試してみてください。