婚約が決まり両家で顔合わせをするのだけど、そもそも顔合わせってどんな意味があるの?
顔合わせ当日の流れや費用、誰が支払いの負担をするかなどについても詳しく知りたいわ!
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
婚約が決まりお互いの家族を紹介し親睦を深める顔合わせでは、誰もが緊張するしできれば相手方の親から好印象を持たれたいと思うはずです。
大切な顔合わせを成功させたいのであれば、事前準備が必要になります。
そこで本記事では下記の流れで、顔合わせ当日の流れや費用、場所、誰が支払いを負担するかなど詳しく紹介します。
- 顔合わせは両家の親交を深める食事会
- 顔合わせの日程は結婚式の3~6カ月前が一般的
- 顔合わせは兄弟や姉妹、祖父母も参加できる
- 顔合わせの服装は男性がスーツ、女性がワンピースが一般的
- 顔合わせの実施場所は料亭が人気
- 顔合わせの費用は5万円~10万円が相場
- 顔合わせの食事代のお支払は新郎新婦が負担するのが基本
- 顔合わせ当日は親をエスコートして会場に入るのがおすすめ
- 顔合わせの当日の流れ
- 顔合わせの会話で成功させるためのポイント
本記事を参考にしていただければ、相手方の親から好印象を持たれ顔合わせを無事に成功させる方法も知ることができます。
では早速、「顔合わせは両家の親交を深める食事会」から紹介しましょう。
顔合わせは両家の親交を深める食事会
顔合わせとは、両家の親交を深めることを目的とした食事会のことです。
結婚は当人同士の合意で成り立ちますが、新しい生活を築く上で両親や親族の存在は欠かせません。
顔合わせではお互いの家族を紹介したり、ふたりの新生活について話し合ったりします。
食事や歓談で両家の距離を縮めましょう。
顔合わせと結納の違いは?
顔合わせに似たものとして結納があります。
結納とはふたつの家が新しく婚姻関係を結ぶために行う儀式のこと。
結納品や結納金を贈ることで婚約を正式なものと見なします。
結納の場合は男性側の親が結納品を持参して、女性側の親がセッティングをします。
結納を済ませた後は両家で食事をするのが一般的です。
一方で、顔合わせの場合は結納品や結納金の儀式はありません。
両家で食事をして親交を深めることを目的としているからです。
顔合わせの日程は結婚式の3~6カ月前が一般的
顔合わせの日程は結婚式の3~6カ月前が一般的です。
結婚式の準備は3か月前から忙しくなるので、それまでに済ませておく方がよいでしょう。
一方で、結婚式との間隔があまりにもありすぎるのもNGです。
早めに済ませたい場合でも6か月前から執り行うようにしましょう。
両親が六曜を気にするなら大安がおすすめ
両親が六曜を気にするなら大安がおすすめです。
大安とは「大いに安し」という意味があり、六曜の中で最も縁起の良い日とされています。
一般的に人気の日取りなので、会場の使用を考えている方は早めに予約しましょう。
一方で避けたい日は仏滅です。
六曜の中で最も縁起が悪いとされているので、できるだけ仏滅以外の日に執り行いましょう。
顔合わせは兄弟や姉妹、祖父母も参加できる
基本的には結婚を予定している2人とそれぞれの親が出席しますが、兄弟や姉妹、祖父母などの家族が参加しても構いません。
結婚をするとそれぞれの家族と関わる機会が増えます。
兄弟や姉妹が参加すれば共通の話題が増えるので会話の種も増やせるでしょう。
一方で、それぞれの家族が参加する場合、スケジュール調整が難しくなるでしょう。
顔合わせをする会場についても、全員が集まりやすい場所で執り行う必要があります。
事前に2人で話し合いをして、誰を招待するのか決めておきましょう。
顔合わせの服装は男性がスーツ、女性がワンピースが一般的
顔合わせの服装は男性ならスーツ、女性ならワンピースが一般的です。
結納のように特別な儀式はありませんので、五つ紋付羽織のようなフォーマルな服装にする必要はありません。
ただし、あまりにもカジュアルすぎるのはふさわしくないので、スーツやワンピースがよいでしょう。
和装で参加する場合には紋付羽織袴や訪問着がおすすめです。
顔合わせの実施場所は料亭が人気
人気の顔合わせの実施場所は以下の通りです。
顔合わせの場所 | 割合(%) |
---|---|
料亭 | 39.4 |
レストラン | 32.1 |
ホテル | 19.3 |
1.9 | |
結婚式場 | 1.4 |
夫の家 | 1.1 |
その他 |
上記の表からも分かるように料亭が人気の実施場所です。
料亭が人気の理由として、落ち着いた雰囲気で食事ができる、お箸で食べるのでマナーを気にせずにすむ、高齢の方でも食事をしやすいなどが挙げられます。
料亭以外のおすすめの会場は、レストランやホテルなどです。
両家の親の好き嫌いを確認しておくことが大切
料理を決める際には、前もって両家の親の好き嫌いを確認しておきましょう。
顔合わせの当日に「この料理は好きじゃない」、「アレルギーがあるのでこの食材は食べられない」となると雰囲気も悪くなるでしょう。
前もって好き嫌いを聞いておけば、参加者全員で楽しく食事ができるでしょう。
飲み物についてもお酒を用意するべきかを両家に親に聞いておくことをおすすめします。
顔合わせの費用は5万円~10万円が相場
顔合わせの費用の相場は以下の通りです。
費用 | 割合(%) |
---|---|
0円 | 3.5 |
5万円未満 | 34.0 |
5~10万円未満 | 44.3 |
10~15万円未満 | 14.1 |
15~20万円未満 | 2.0 |
20~25万円未満 | 1.3 |
25~30万円未満 | 0.2 |
30万円以上 | 0.7 |
上記の表からも分かるように、顔合わせでは5~10万円が相場です。
次いで10~15万円、5万円未満となっています。
顔合わせで食事以外にかかる費用
顔合わせで食事以外にかかる主な費用は以下の通りです。
- 手土産代
- 交通費
- 宿泊費
- 衣装代
- ヘアセット代
手土産代は必ずしも必要ではありません。
ただし、手土産を用意する方は多いので、予算に余裕があれば用意しましょう。
両家のうちどちらかが遠方に住んでいる場合は、交通費や宿泊代が必要でしょう。
交通費や宿泊代を誰が支払うのかを決めておいてから手配するのがおすすめです。
顔わせにかかる費用は、すべて合わせるとより多くのお金がかかることが分かります。
いざとなっては間に合わないので、早めに貯金を行い準備をしておきましょう。
また、結婚には顔合わせ以外にも、結婚式代や指輪代などが多くかかります。
事前に、シミュレーションを行いいくらかかるのかを把握しておくことも大切です。
以下のシミュレーションから実際にかかる費用をシミュレーションしてくれるので、ぜひ利用してみてください。
顔合わせの食事代のお支払は新郎新婦が負担するのが基本
顔合わせの食事代は新郎新婦が負担するのが基本です。
「自分たちの集まりだから」、「親への感謝の気持ちを込めて」と考える方が多い傾向にあります。
食事代を支払うときは前もって封筒にお金を入れておくか新郎が代金を預かっておくとよいでしょう。
また、顔合わせの前に食事代を支払うことを前もって親に伝えておくと、スムーズに支払えます。
お支払いのタイミングは食後のデザート後
食事代の支払いは食後のデザートの後がおすすめです。
支払いの際に両家の家族の前で財布を取り出すのはNGです。
事前に新郎新婦が支払うと伝えている場合でも、子どもたちが支払うことに心を痛める方がおられます。
両家の家族に気を遣わせないためにも、支払いはデザート後のタイミングで見えないようにするのがおすすめです。
顔合わせ当日は親をエスコートして会場に入るのがおすすめ
顔合わせ当日は親をエスコートして会場に入るのがおすすめです。
先に両家の親が会場に到着してしまうと、会話に困り気まずい雰囲気になるでしょう。
会場の近くの駅や空港などのわかりやすい場所で待ち合わせをするとスムーズにエスコートできます。
会場に到着する時間は予約時間の5分前が理想です。
待ち合わせの場所からどのくらいの時間がかかるのかを調べておくと、早めに到着したり遅れたりするのを避けられます。
座席は親を上座にする
顔合わせでは席順にも気を配りましょう。
席順は上座から父親、母親の順番です。
また、入り口に近い方に新婦側の家族、入り口から遠い側に新郎の家族が座ります。
なお、顔合わせでは絶対のルールはありません。
状況によってはより年配の方が上座に座るケースもあります。
顔合わせの当日の流れ
顔合わせ当日は以下の流れで進めます。
- はじまりのあいさつ
- 両家族の紹介
- 婚約記念品セレモニー
- 記念撮影
- 会食と会談
- 結びのあいさつ
進行役は顔合わせのスタイルで異なります。
新郎と新婦が主催者の場合は、新郎が顔合わせの進行を務めます。
一方で、両家の親が主催者の場合は新郎の父親が顔合わせの進行を務めます。
両家族の紹介では、はじめに新郎の家族から紹介しましょう。
その後、新婦の家族を紹介します。
会食の際には、新郎の父親が乾杯の音頭を取るのが望ましいでしょう。
飲酒をする場合は事前に記念写真を済ませておこう
記念写真のタイミングに明確な決まりはありません。
ただし、飲酒をする場合は事前に記念写真を済ませておきましょう。
食事の後に記念写真を撮ると顔が赤くなっていたり、平常心を保てなくなったりするケースがあるからです。
飲酒をしない場合でも、食事の前と後にそれぞれ1枚ずつ撮ると、食事前の緊張している状態と食事後の打ち解けた状態を比較できて楽しめます。
顔合わせの会話で失敗しないためのポイント3つ
顔合わせで新郎と新婦が恥ずかしい思いをしないために、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 相手方の両親の情報を取得しておく
- 結婚式の相談をするのも効果的
- 自慢話やネガティブな話、政治、宗教などの話をしない
ここでは、それぞれを詳しく紹介します。
ポイント①相手方の両親の情報を取得しておく
1つ目のポイントは相手方の両親の情報を取得しておくことです。
顔合わせの食事では進行に関する細かい決まりはありません。
基本的には新郎と新婦の話題が中心になるでしょう。
そのため、新郎と新婦はそれぞれの家族の聞き役に徹して盛り上げる役割があります。
話の内容を盛り上げるために、相手方の両親の情報を新郎と新婦で事前交換しておきましょう。
それぞれの家族についての話題を用意しておくと、和やかな雰囲気で進められるでしょう。
ポイント②結婚式の相談をするのも効果的
2つ目のポイントは結婚式の相談です。
顔合わせでは盛り上げるための話題だけではなく、二人の今後についても話題にしましょう。
結婚式の日程、会場、内容などを相談すれば両家の家族の意向が分かります。
どちらかの家族が遠方に住んでいる場合は両方の家族が集まる機会を作るのが難しいので、顔合わせを話し合いの機会にしましょう。
ポイント③自慢話やネガティブな話、政治、宗教などの話をしない
自慢話やネガティブな話、政治、宗教などの話は、和やか雰囲気を壊す恐れがあるので避けましょう。
家族がネガティブな話をした場合でも、話を広げるのではなく、話を聞く程度にとどめるのが最善です。
政治や宗教の話についても、信仰や信条が原因で大論争に発展する恐れがあるので避けましょう。
まとめ:顔合わせを成功させるなら事前準備が大切
顔合わせは両家の親交を深める食事会です。
結婚後の新しい生活を築く上で両親や親族の存在は重要です。
顔合わせを成功させるために、しっかりと事前準備を行いましょう。
また、顔合わせにかかる費用もやすくはなくそれなりの多くの費用が掛かります。
いずれ結婚をお考えなのであれば、若いうちから将来のために準備しておくことが大切です。
顔わせの他にも、結婚式代や指輪代など多くのお金がかかることが予想されます。
将来に備えて、しっかりと貯金を行いましょう。
実際にかかる費用を事前に知るためにも、以下のライフプランシミュレーションもぜひ利用してください。