結婚式の二次会をやるメリット・デメリットは?
二次会の費用はどのくらい?
これから結婚式を控えているのであれば、このようなお悩みをお持ちではありませんか。
そんな方に朗報です。
この記事では、下記の流れで、結婚式の二次会をするメリットやデメリット、二次会のやり方・費用などを詳しく紹介します。
- 二次会とは
- 結婚式の二次会をするメリット
- 結婚式の二次会をするデメリット
- 結婚式の二次会をしないメリット
- 結婚式の二次会をしないデメリット
- 結婚式の二次会で失敗しないためのやり方
- 結婚式の二次会はやったほうが良いの?
この記事を参考にしていただければ、二次会をするべきかしないべきかを知ることができるため、二次会をして後悔という失敗をしないようにすることができます。
では早速、「二次会とは」から紹介しましょう。
二次会とは
二次会とは結婚式に限らず、ひとつの会が終わってから、別の場所で開くパーティーを意味します。
結婚式では、新郎新婦の友人たちがあらためてお祝いする集いと考えでよいでしょう。
それでは、実際にどれだけの人が二次会を行っているかを見ていきましょう!
二次会の実施状況
2020年に行われた結婚式のうち、二次会を行ったのは41.2%です。
首都圏に限っては2020年は33.9%になりました。
同地域の他の年では、2014年には50.4%あったのが、2019年には35.6%までに減るなど、二次会へのモチベーションは下がっている印象です。
二次会の会場にはカフェ・バーが選ばれることがもっとも多く、2020年の全国推計値で30.2%でした。
続いてレストランが22.6%、ホテルや式場の宴会場も16.5%が選んでいます。
二次会のあり方は多様化していますが、そもそも行わない人が多くなっているようです。
結婚式の二次会をするメリット3つ
結婚式の二次会を行うメリットを3つ紹介します。
披露宴に呼べなかった人を招待できたり、お互いの友人を紹介したりなど、二次会特有の良いことを見ていきましょう。
- 結婚式に呼べなかった人たちを招待することができる
- お互いの友人を紹介することができる
- 招待者とゆっくり話ができ感謝の気持ちを述べることができる
メリット①結婚式に呼べなかった人たちを招待することができる
二次会には、結婚式に参加できなかった人も呼べるメリットがあります。
披露宴ではスケジュールの都合で親族や友人、同僚をすべて呼ぶことは難しいでしょう。
しかし中には二次会なら招待できる人もいるかもしれません。
結婚式は会場の広さによって、限られた人数しか招待できないかもしれません。
しかし招待できなかった人への埋め合わせとして二次会を開くことで、あらためて結婚した夫婦をお披露目できます。
なるべく多くの人に夫婦をお披露目したいなら、二次会を前向きに考えましょう。
メリット②お互いの友人を紹介することができる
二次会では、新郎と新婦それぞれの側にいる友人を紹介できるのもメリットです。
披露宴では同じテーブルでない限り、ゲスト同士のコミュニケーションは少ないでしょう。
しかし二次会では座席の厳格な取り決めがないため、友人同士が自然と交流できます。
結婚するカップルには、出会いの場が二次会だったという人もいるようです。
このように新郎新婦それぞれの側にいた友人同士が、仲を深める機会もあります。
二次会は結婚した夫婦をあらためてお披露目する意味合いが強いですが、別のカップルが出会うきっかけにもなるでしょう。
メリット③招待者とゆっくり話ができ感謝の気持ちを述べることができる
二次会では、新郎新婦が招待者とゆっくり話ができ、支えてくれた感謝の気持ちを伝えられるメリットがあります。
新郎新婦と招待者との距離が、披露宴や挙式よりも近いからです。
挙式や披露宴では新郎新婦が主役ですが、彼らはプログラムを消化するために忙しく動きます。
そのために多くの人と充分なコミュニケーションは取れないかもしれません。
そのぶん二次会は、さまざまなゲストと話す有意義な機会になります。
新郎新婦と多くのゲストがコミュニケーションを取る意味でも、二次会は大切な時間でしょう。
結婚式の二次会をするデメリット
結婚式の二次会はメリットばかりではありません。
これから紹介する3つのデメリットにも気をつけましょう。
二次会準備の費用や手間、参加者が集まらない可能性などに要注意です。
- 準備をする費用や手間がかかる
- 日程や時間帯によっては参加者が集まらないこともある
- 金銭的負担や準備をする手間などがかかる
デメリット①準備をする費用や手間がかかる
二次会を準備するだけでもお金と手間を要するのは、デメリットでしょう。
会場を貸し切るだけでもお金がかかります。
また会場を探したり、ゲーム企画の備品を用意したりするにも、それなりの予算を用意しなければなりません。
結婚式だけでなく、二次会の準備にも時間を要します。
社会人は仕事があるので、その合間をぬって結婚式の計画を煮詰めなければなりません。
仕事が忙しいと二次会まで手が回らない可能性さえあります。
予定していた二次会が準備不足でキャンセルになると、ゲストに迷惑をかけてしまうでしょう。
事態を避けるうえでも、二次会をするかしないかの判断は早めが理想です。
デメリット②日程や時間帯によっては参加者が集まらないこともある
二次会の日程や時間帯によっては参加者が集まらない可能性に注意しましょう。
新郎新婦や二次会の幹事だけでなく、そこに参加する人たちにもそれぞれ都合があるからです。
たとえば「結婚披露宴には参加できるが、二次会には参加できない」という理由に、遠方から来ていることや、翌日の仕事に備えなければならないことなどがあるでしょう。
このように二次会の日程や時間帯によっては、都合によって参加を辞退する人が出るかもしれません。
最終的に参加者が集まらないと、会場の規模の割に人数が少なすぎて、さみしい雰囲気になることもあります。
このような事態にならないために、参加人数を事前に想定しながら会場を決めることが大切です。
デメリット③金銭的負担や準備をする手間などがかかる
二次会の準備にもお金はかかりますが、開催当日のお金もかかるのがデメリットです。
準備や片づけの手間がかかることも念頭に入れましょう。
二次会当日にかかる費用としては、参加者全員の食事代、貸し切りで使った会場や企画用設備の使用代などが考えられます。
参加人数や時間が長いほど、幹事の負担も膨らむのです。
準備の負担を減らそうと二次会の幹事代行業者を利用する人もいます。
忙しさを和らげるうえで有用ですが、そのぶん依頼にかかる料金は負担しなければなりません。
結婚式だけでもかなりの予算を要するので、二次会の開催費で予算オーバーもありえます。
お金やスケジュールと相談しながら決めたいところです。
ただし、せっかくの結婚式の二次会をお金がないからという理由でやらないのは、あとで後悔する可能性が高くなるでしょう。
お金問題以外でやりたくないのであれば問題ありませんが、お金問題の場合は必ず後悔が残ります。
一生に一度かもしれない二次会で後悔しないためにも、貯金や資産運用など早めの準備が必要です。
また、結婚をすればマイホームの購入や子供の教育費など、たくさんのお金がかかってきます。
事前にシミュレーションを行い、将来度くらいお金がかかるのかをシミュレーションしておくことも大切です。
結婚式の二次会をしないメリット2つ
最近は結婚式の二次会をしない動きが目立ちますが、それにも2つのメリットが考えられます。式が終わればゆっくりとプライベートな時間を作ったり、金銭面の負担を軽くしたりできることです。
それぞれのメリットについてまとめてみました。
- 結婚式後はゆっくりと2人の時間を作れる
- 金銭的負担や準備の手間などを省くことができる
メリット①結婚式後はゆっくりと2人の時間を作れる
二次会をしない場合は、結婚式を終えたあとの新郎新婦がゆっくりと2人の時間を作れるでしょう。
挙式や結婚披露宴の間、新郎新婦は主役としてさまざまなプログラムを消化しなければなりません。
そのうえ二次会に参加するとなれば、疲れると感じる人もいるでしょう。
新郎新婦にも、結婚式の翌日に仕事が控えているというケースも考えられます。
また式の翌日に新婚旅行に行くため、早めに切り上げたいという人もいるでしょう。
二次会の予定がなければ、以上のような次の予定にゆっくりと備えられるメリットがあります。
結婚式後はゆっくりと自分たちの時間を作ることも、新郎新婦にとっては選択肢でしょう。
メリット②金銭的負担や準備の手間などを省くことができる
二次会をしないことで、金銭的負担や準備の手間などを省けます。
結婚式の準備だけで忙しいと感じたら、早めに友人や親族に対し、二次会の予定がないことを知らせるとよいでしょう。
結婚式だけでも準備に相当な予算と手間がかかるので、二次会でさらなる予算オーバーも考えられます。
お金に余裕がなければ、結婚式の計画を始めた段階で「二次会はしない」と決めるのも選択肢です。
金銭や時間的な負担を軽くする意味で、二次会をしないメリットも見逃せません。
結婚式の二次会をしないデメリット
結婚式の二次会をしないことは、メリットばかりではありません。
結婚式に関われなかった友人に、お互いの結婚相手を紹介できないのがデメリットです。
その詳細を解説します。
デメリット①結婚式に出席していない友人にお互いの結婚相手を紹介できない
二次会をしなければ、参加できなかった友人に結婚相手を紹介できないのが難点です。
結婚式や二次会は、新郎新婦を友人に紹介する貴重な機会ですが、それができないことで相手を残念に思わせるかもしれません。
しかし、二次会をしなくても友人に対し、自身が結婚した相手を紹介する方法はあります。
たとえば新婚旅行から帰ったあとなら、お土産をわたすとともに結婚相手を紹介できます。
それ以外でも時間の余裕ができたときに、紹介の機会を作れます。
二次会をしないと決めたときも、結婚式に参加できなかった友人をできる限りフォローするとよいでしょう。
結婚式の二次会で失敗しないためのやり方6つ
せっかく二次会を行なっても、失敗すると思い出が台無しになるでしょう。
失敗対策として有効なポイントを6つ紹介します。
この章を参考に、幹事や会場の選び方、会費、招待する人数などを丁寧に決めていきましょう。
- 幹事を選ぶ
- 会場を選ぶ
- 会費を決める
- 招待する人数を決める
- 余興や演出を決める
- 当日のスケジュールを立てる
やり方①幹事を選ぶ
まずは幹事を選ぶことから始めましょう。
二次会の準備にはプログラムの設定だけでなく、それに合わせて必要なものを準備しなければなりません。
音楽や景品、備品、会場予約やそことの打ち合わせ、司会の台本など、準備内容はさまざまで、幹事の負担は大きいといえます。
あらかじめ幹事を頼める人を探し出し、何をどこまでやるかを相談しましょう。
一人だけでなく新郎と新婦側からそれぞれ人数を決めて、役割分担をさせるのが理想的です。
このように幹事を最初に決めることで、あとの準備が進みやすいでしょう。
やり方②会場を選ぶ
次は会場の選択です。
このときに注意するのは、規模と人数のミスマッチが起きないことです。
たとえば50人収容の会場で参加人数が30人程度だとさみしい雰囲気になりますし、100人も参加すれば入りきれません。
お店側では貸切の必要条件として、貸切保証金額か貸切保証人数を設けています。
貸切のために金額や人数の決まりを設けているのです。
こうした条件を下回ると追加料金が発生し、赤字になることもあります。
店側も参加者側も納得できる二次会にするため、想定した参加人数に合わせた会場選びが重要です。
やり方③会費を決める
二次会の会費を決めましょう。
予算オーバーを避けるなら、最初に会費を決めてから内容を考える方がおすすめです。
自身が住んでいる地域の会費相場を調べ、参考にして決めてもよいでしょう。
事前の会費を選ぶことで、予算に合う内容が分かります。
多くのゲストに納得してもらえる金額を設定しやすいのもメリットです。
以上から最初に会費を決めてから、食事メニューや企画を合わせていきましょう。
やり方④招待する人数を決める
次は招待人数です。
候補に挙げている会場の規模をチェックしてから、人数を決めるやり方がありますが、人数を先に決めてから会場を探す方も有効です。
招待人数の理想は、二次会会場の8割程度になります。
これならあとから追加で参加する人が出ても、キャパオーバーにならない理想の割合だからです。
会場規模とのバランスを考えながら、招待人数を決めたいところです。
やり方⑤余興や演出を決める
二次会では余興や演出も重要なポイントです。
これらの内容が、二次会を盛り上げるカギになります。
主な企画にはゲームやビデオレター、似顔絵などが挙がります。
パフォーマーや芸人などを招待するケースもあるでしょう。
いずれにしても、先に予算を決めて、その範囲内で楽しい企画を考えることが大切です。
幹事や新郎新婦だけでなく、参加者にとって思い出になりそうな余興や企画を考えてください。
やり方⑥当日のスケジュールを立てる
二次会では当日のスケジュールも重要になります。
分刻みでタイムテーブルを用意することで、スムーズにスケジュールを進めやすくなります。
当日の仕事にはゲストの受付から始まり、演出や企画の準備、二次会の進行などさまざまです。
忙しさから他のゲストに手伝ってもらうこともあるかもしれません。
以上からスケジュールだけでなく、タイムキーパーや司会、受付、アシスタントなど、要所要所に人員を配置することが重要です。
綿密なタイムテーブルの設定と、うまくいくための人員配置が二次会成功の秘訣になります。
結婚式の二次会はやったほうが良いの?
結婚式の二次会をやったほうが良いかは、当人たちの事情によります。
二次会は義務ではないので無理して開く必要もありませんが、新郎新婦の思い出を尊重するなら開催しても良いでしょう。
もし二次会を開くことで、友人が負担を感じるのが気になるなら、断りやすい環境を整えたうえで誘う形でもかまいません。
招待相手への気づかいは必要ですが、結婚する人にもさまざまな事情があるので、都合に合わせて開催の有無を決めると良いでしょう。
まとめ:結婚式の二次会の有無はお互いの事情に合わせて決めよう
結婚式の二次会は、金銭やスケジュールなどお互いの事情に合わせて開催の有無を決めると良いでしょう。
新郎新婦にとっては重要なイベントですが、無理してまで開くことで、金銭面やスケジュール面で負担が生じるのも事実だからです。
ただし、金銭的な問題で二次会をやらないのであれば、後々後悔を残すことにも繋がります。
一生に一度かもしれない二次会ですから後悔は残したくないものです。
将来へ向けて早めの貯金や資産運用が大切です。
また、結婚をすればマイホームの購入や子供の教育費など、たくさんのお金がかかることが予想されます。
事前にシミュレーションを行い、将来度くらいお金がかかるのかをシミュレーションしておくことも大切です。