精神的余裕がないとトレードは勝てない
FXトレードを考えるときに、まず最初に疑問に思うのが、プロトレーダーといわれる銀行などの金融機関のトレードと、個人投資家のトレードでは何が違うか、ということです。
ひとつは、見聞きする情報量が圧倒的に違うことです。情報をベースに短期で取引をするのは、個人投資家にとってはハードルが高いといえます。
さらに、ハードルが高いのは、自分の資金を投資に回さなければいけないからです。
銀行など金融機関などの機関投資家は、他人のお金で取引をしますから、個人の投資家に比べると、精神的に楽といっていいでしょう。
トレードは、精神的に余裕がないと勝てません。ですから、個人投資家の場合、証拠金を気にするあまり、余裕のないストップロスを置きがちになることがあります。
さらに、負ける個人投資家は、過剰なポジションを取りすぎています。
十分な証拠金がないことと、精神的な余裕がないことも負ける要因ですが、圧倒的に思うのは、勉強不足ということです。
ですから、個人投資家が勝つためには、勉強する必要があります。精神的な余裕を持つためには、過剰なポジションを取らないことです。
そして、十分な証拠金を用意することです。
さらに、よく言うのが、証拠金の使い方やストップロスの置き方が、頭ではわかっていても、思っていることとは違うことをやってしまうことでしょう。それもこれも経験不足が原因です。
トレードに必要なのは、体力、計算力、向上心
自分のルールを徹底することができないのもあります。それができるようになるには、経験が必要です。トレードで重要なのは、意外と思うかも知れないが、体力です。次に、計算力です。
そして、努力する向上心です。トレードに向いているのは体育会系出身者かもしれません。彼らはルールを守り、言われたことはきちんとやる訓練ができています。
トレードも明確なルールを守ることは重要で、1929年の大恐慌以降に活躍したカリスマトレーダーのウィリアム・ギャンのルールがありますが、そのなかに、明確なルールに基づいてトレードすべしとあります。
明確なルールを守れるか否かによって、市場から退場するか否かが決まってきます。インターネットの普及であらゆる情報がいともたやすく入手できるようになりました。
為替に関する情報も例外ではありませんが、各FX会社がリリースしている、著名なエコノミストやアナリスト、ストラテジストのレポートはどの程度の価値があるのでしょうか。
彼らはトレーダーではありませんので、読む必要はありません。情報の事実さえあればいいのです。
ただ、経済指標などの数字をどのように考え、論理的に組み立てていけばいいのか、その論理の組み立て方だけは、著名なエコノミストやアナリストから得るものがあるでしょう。
FX取引において、「米ドル/円」など、為替のレートだけを見ている人が多すぎと思います。大きな金融市場のなかで、FX市場はごく一部です。
金融市場には、長期金利市場や短期金利市場、債券市場、株式市場や商品先物市場といろいろな市場があります。
不動産市場も金融市場の一環としてとらえてよいでしょう。
広い金融市場で今、注目すべき材料は何かを探し、それを元にどんなトレードができるのか、自分でそのシナリオを組み立てられるような、トレーダーにならなければいけないといけませんが、そのためには、努力しか方法がありません。
考える投資家になる
FXは、いまだにギャンブルの枠組みにとらえられていますが、それは、バイナリーオプションが要因かもしれません。
ただ、上がるか、下がるか、ある意味、真実もそこにあります。
レートが1円下がるのか、上がるのかわかれば、儲かるのはその通りですが、それを分析するのに、サイコロを振ってでは困ります。
レートが上がるのか、下がるのか、どちらの可能性が高いかを考えて、その時にどんな材料があるのかをきちんと相場の動きに結びつけられるかどうか、そこが大きなポイントになります。
そこまで考えられる人の割合が圧倒的に少ないといってもいいでしょう。もっともいけないのは、そういうことを言うと、面倒くさいと言う人がいることです。
だったら、やらないでくださいとなります。勝つには当然、努力が必要です。
努力なしで勝てる人もなかにはいまが、それはほんの一握りの天才のことです。ふつうの人には真似ができません。天才でない人は努力をするしかありません。
メディアは華やかさばかりを取り上げる
日本人はよく勤勉だといわれていますが、FXになるとそうでもないかもしれません。未だに、FXは楽をして儲かるというイメージがあります。
しかし、そんなに甘い世界ではありません。なぜ、そのようなイメージがついてしまったのでしょうか。それは、メディアが一因ですが、儲かる部分にだけスポットをあてすぎるからです。
本当はそこに至るまでの過程が重要で、そのことが個人投資家の参考になる部分です。
華やかな部分、目立つ部分だけが一人歩きをしてしまい、新たにFX取引に参入してくる人たちを勘違いさせてしまっています。
テクニカル指標は使いやすいものを選ぶ
FXを始めるに当たって、どんなテクニカル指標を選んだらいいのでしょうか。代表的なテクニカル指標を知ったうえで、その種類のなかから使いやすいものを選ぶことです。
ですから、テクニカル指標の特性や本質をしっかり把握することが大事です。
たとえば、トレンド系の指標である移動平均線は、文字通り、マーケットの振れを吸収して均していますので、その分、遅延が発生します。
買われすぎ、売られすぎを見るオシレータ系の指標では、RSIやストキャスティクスがありますが、その使い方について、テクニカル指標の教科書に載っているような解説では、売買できないことがけっこう多いといえます。
ですから、他人から推薦してもらうのではなく、自分でパラメータの数字をいろいろ変えて、試して、吟味する必要があります。
そのなかで、一番使いやすいものを使えばいいのではないでしょうか。
まずは、ボリンジャーバンド、移動平均線、RSI
テクニカル指標を3つ選ぶとすれば、たとえば、移動平均線があります。加重移動平均線のバリエーションのひとつです。追従性を高くしつつ、ダマシが少ないのが特徴です。
昔も今も重要なのは、ローソク足の足型です。どういう傾向の時には、ローソク足がどんな挙動を示すかを知ることが本当は重要なのです。
面倒くさがり屋に向いているのは、ひとつのテクニカル指標ですべてがわかるのが、「ディレクショナル・ムーブメント・インデックス」。
主に3つの線から構成されています。たとえば、売買のシグナルである+DIと-DI、+DIが上になっていれば買い局面、-DIが上にあれば売り局面。
あとは、ADXです。これは、トレンドかもみあいかどうかを示すテクニカル指標です。
ほかに学ぶとすれば、ボラティリティ系のテクニカル指標の代表であるボリジャーバンドの幅の広がり、移動平均線の傾き、RSIの正しい見方でしょうか。
まずは、この3つから入っていきます。この3つでわかるのは、トレンドの方向性とトレンドがいき過ぎているかどうか、もみあい相場なのか、方向が出ている相場なのかどうかです。
世の中の投資家の多くは、テクニカル指標をちゃんと見ていません。テクニカル指標の特性や本質を見抜くためには、1000枚のチャートを見る必要があります。
そんなに多くのチャートとではなくても、最低でも200枚から300枚のチャートを見続けていると、テクニカル指標の本質が見えてくるはずです。
そうやって見つけたテクニカル指標の新しいルールを、テクニカル指標の本質を見ぬいたトレーダーがネットで記事にしていますので、それも参考にしたらいいのではないでしょうか。
テクニカル指標が正しいかどうかをチェック
テクニカル指標の本を読んで、画面上でそのテクニカル指標を見ても、わかるわけがありません。テクニカル指標を印刷して、じっくり眺める努力が必要です。
FX会社によっては、微妙に計算式が違っていますので、この数字が出ている根拠を逆に計算して調べるこが重要です。
そうでないと安心して使えません。実際、間違っているものもあります。こういう場合には、オタクの要素は重要で、何ごとも努力が必要です。
読んでほしい本
FXを始める前、または恥またあとにでも読んでほしい本があります。真っ先に読んでほしいのは、NHK出版の『投資家のための金融マーケット予測ハンドブック』です。
あるベテラントレーダーが、バンク・オブ・アメリカや日興時代に、取材などで電話してくる人に勧めていた本だそうです。自分の部下全員にも読ませたといいます。
何かやるときには、この本を必ず教科書に使っていたそうです。
この本は、金利や各国の経済指標など、金融マーケットの教科書のようなもので、実際に、銀行が書いているので、何を見ればいいかが非常によくわかるので、ファンダメンタルの勉強にもなります。
次に挙げるのは、山中康司氏が書いた『テクニカル指標の読み方・使い方』です。テクニカル指標の簡単なことがわかった人が次へのステップのために読むと参考になります。
ここが買い、ここが売りを示していますので、使い勝手がいいのではないでしょうか。ただ、紹介しているテクニカル指標が多すぎるので、必要なものだけを読んで参考にすればいいでしょう。
あと資金管理が大事ですが、資金管理についてはなかなか良い本がみあたりませんが、パンローリングから出版されている『ラリー・ウィリアムズの短期売買法』が参考になるはずです。
この本の資金管理の項目は重要です。そのほかには『FXトレーディング』(パンローリング)です。
著者は、キャシー・リーエンという方で、FXトレードをするのであれば、絶対に読むべき本だといえます。
FXは為替市場の取引ですが、実際のところ、日本の個人投資家で為替の取引のことをわかっている人はほとんどいません。銀行のディーラーはわかっていると思いますが、彼らはプロです。
為替の何たるかは非常にわかりにくいです。この本は、為替市場や通貨についてわかりやすく書かれています。『FXトレーディング』を読んで欲しいです。
ただ、初心者の方にとってみれば、何が書いてあるのかわからないと思います。
ですから、この本に書いてある内容がわからないと利益を上げることができませんから、内容がわかるまで熟読して欲しいですね。
この本にはトレードのことはあまり書いてありません。為替市場や通貨のことについては懇切丁寧に書いてあります。
トレードについては別の本で学んでもらいたいと思いますが、ただ、為替市場や通貨について理解していないと、FXトレードはできませんので、そういう意味では、為替市場や通貨が非常にわかりやすく書かれています。
『一番売れてる投資の雑誌ZAiが作った低リスクでカンタンなFXトレード演習帳』(ダイヤモンド社)は、資金管理や心構えについて非常に平易に書いてあります。
キャシー・リーエンの『FXトレーディング』本で為替市場や通貨について学んで、『一番売れてる投資の雑誌ZAiが作った低リスクでカンタンなFXトレード演習帳』では、資金管理や心構えのほかにトレードのことも書いていますから、2つの本をセットで読むといいのではないでしょうか。
テクニック的なことを学びたいのであれば、これだな、という本はあまりありませんが、『FXチャートリーディング マスターブック』(ダイヤモンド社)が、テクニカル本の入門編としては、すごく丁寧に解説してあるので、いいではないでしょうか。
このほか、トレードとは直接関係がないように見えるのですが、トレードと非常に関係のあるのが英語の勉強です。
日本語の本を日本で買うよりは、海外の本を買ったほうがはるかに安いケースがあります。海外ではFXの雑誌も多く出版されています。
さらに、日本語の本に比べると、英語の本は読者が10倍はいます、10倍の本がありますから、日本語だけの世界にいるよりは、より広い世界に触れることが可能となます。
「相場が好きだけど、英語がちょっと苦手だ」という人には、「じゃあ、勉強しましょうよ」と言いたいです。
金融の世界は、圧倒的に情報発信は欧米が多いので、英語の勉強は侮ってはいけません。
投資家はもっと本を読んでほしい
巷には投資関連の書籍は溢れています。ものによっては、投資の本はけっこう高価です。ただし、トレードでいくら稼げるかということを考えれば、本が高いと言ってはいけません。
この本一冊でいくら損をせずに済むか、を考えると、投資家にとって本はメチャクチャ安いのではないでしょうか。
変な教材を買うよりは、本を買ったほうがはるかに得です。とくに、初心者は、困ったときに頼れる本が何冊か見つかるまでは、利益を上げることができないといっても過言ではありません。
たとえば、『マーケットの魔術師』を読むと、「よ~し、やるぞ」と初心に返るといいますか、モチベーションを高めることにも繋がります。
本というのはそういった存在です。トレーダーのみなさんにはもっと本を読んで欲しい。
投資の心構えと資金管理は勝つための大原則
FXトレードを始めるに当たって大事なことは、心構えです。さらに、資金管理が大事です。一般の投資家は勝つための大切なものが欠落しています。
投資家の心構えとは、その人が投資を行ったそもそもの目的や、投資にはリスクがある以上、必ず資金が増えるとは限らず、損失に対する具体的な準備をすることです。
また、誰もが楽をして儲けたいと思うものですが、残念ながら本当に投資で利益を上げていくことは、決して楽ではなく、一生懸命努力して、たくさんの作業を行い、そしていつも怖いと思いながら、勇気を持ってトライする覚悟をもつことです。
これらは、勝つための大原則です。個人投資家がFXや株式投資の勉強をしようとすると、ネットで検索して情報を得ようとするか、書籍を購入して読むかです。
そうすると、ほとんどの情報が、「まず、テクニカルありき、手法ありき」となっています。
しかし、手法やテクニカル分析を使うためには、投資に対する心構えが必要なのに、テクニカル分析や手法にばかり目を向ける人が多いのです。
心構えがしっかりしないままテクニカル分析や手法を使うため、失敗してしまう、その繰り返しとなっていることがおおにしてあります。
大事なことは、資金管理や心構えと呼ばれるメンタルのコントロール、投資家に起こりえる感情の動きにはどんなものがあるかを知ることです。
それは、トレードをするうえで、もっとも大事な部分です。でも、その大事な部分を皆さん、気づきません。
初心者やあまり勝てていない人は、書籍やネット上で書かれていたテクニックを使ったのに、どうして勝てないのだろうと思ってしまうわけです。
利益を上げた人で、突然利益を上げた人はいません。勝っている人は、すごく勉強して、努力をして、自分のトレードをふり返って、痛い思いをしています。
トレードで勝っている人は、皆さん、そういう体験をしています。為替相場の世界は、退場していく方が多いですから、10年後を見据えてトレードをしないといけません。
一時的に稼いだという方はいますが、3年、5年、10年のスパンで見ると、残っている人はほとんどいません。
そうした人たちがなぜ負けたのかなと思うと、確立されたものを持っていないからです。残っている方は自分自身で確かなルールや心構えを持っている方です。
目標やターゲットが見つかるまでは、トレードをするな!
トレードに勝つための第一歩は、自分はトレードで何をしたいのか、目標や目的をはっきり持っておくことです。その答えを持っていない人はなかなか勝てません。
その間は、トレ―ドをしないほうがむしろいいかもしれません。
自分の狙いが見えないとか、利益を上げる方法を人から教えてもらうおうと思っている人は、結局、利益を上げることができませんから、トレードをしないほうが本人のためにもなります。
資金管理は比率で考える
資金管理は、投資資金に対する比率で考えることです。
これ以下の比率に損失を限定して取引をするということですが、たとえ、10万円しか資金がない人でも、そう考えてトレードをしたほうがいのです。
10万円の資金しかなくても、真剣に取り扱うことが大切なのです。
資金に対する比率で考えないと、こちらが10万円なりの取引をアレンジしてしまうと、その人の資金が100万円になったときに、どうやってトレードをしたらいいのかわからなくなってしまいます。
それが、比率で行っていると、100万円になろうが、1000万円になろうが、どれほど資金が殖えても、比率計算はできます。
自分が2倍、3倍と踏み込みたければ、自分がそういうリスクを取ることもできますし、もっと安全に取引をしたければ、資金の半分あるいは3分の1を証拠金として活用すればいいわけです。
そうすることで、リスクのコントロールの概念も身についていきます。そう考えてトレードに向き合わないと、生き残れません。
成功したトレーダーが何年もすると市場からいなくなってしまうとよく言わることがありますが、良いときもあれば、悪いときもやってきます。
調子が良い時は、悪くなるとはなかなか思えないものですが、でも、悪くなるときは必ずやってきます。損失を出すときはどうしても損失を出してしまいます。
ですから、資金に対する損失の比率は踏み外すことはできません。踏み外した途端に負けてしまうことが多いからです。
多かれ少なかれ、トレードデビューしてから2年や3年が経ってしまったときに、ルールを踏み外してしまうことはありますが、そこで生き残れない方は相場からいなくなってしまいます。
そこで生き残り、資金管理のやり方を身体に染み込ませてトレードをし続けていけば、10年経っても生き残る確率は3%から4%ぐらいになるのではないでしょうか。
勝ち続けてくると、どうしても「俺は天才だ、勝ち組だ」と思って、資金管理の比率を踏み外してしまいがちになります。
金額が大きくなってきてからそれをやってしまうと、ダメージが大きくなってしまいます。それでやられてしまうと、たいていはそこで立ち直れなくなります。
ネット上で有名なったトレーダ―でも、いつの間にかサラリーマンに戻っていたという方は何人もいます。
プロといわれる人たちでさえ負けていくことが、いろいろな読み物にも書いてあるわけですから、それは当然のことです。
そして、資金管理の参考になるのが、『マーケットの魔術師』という有名な書籍です。そこに資金管理の真実が書かれています。
マーケットに敬意をはらう
FXは勝てない方が90%ぐらいと言われていますが、そういう人たちに考えてもらいたいのは、値動きを狙って勝つということを考えてもらいたいと思います。
ネットの読者の方たちは、カリスマといわれるトレーダーたちがいたら、彼らは腕がいい、勘が優れていると思っておられるかも知れませんが、それらは、ターゲットがあってはじめて成り立つわけです。
腕とか勘なんてものは、いつか、使えなくなる可能性があります。FXも株式投資も同じですが、きちんと狙って勝つことが大事です。
どこから利益を取るかがわからないと勝てないのですが、それは人それぞれで違います。
せめて、自分がどこを狙って勝つかイメージできたり、ここが勝つポイントかなと思えるようになって欲しいと思います。
明確なビジョンをもって、トレードに臨むということですが、目標を持って下さい、狙って下さい。また、どんな動きがあろうと、マーケットが正しいのです。
ですから、常にマーケットに敬意を払い、相場の動きについて、マーケットが間違っているとくれぐれも思ってはなりません。
そして、努力することが重要です。
辻秀雄氏プロフィール
ジャーナリスト。リーマンショックに世界が揺れた2008年に、日本で初めて誕生したFX(外国為替証拠金取引)の専門誌、月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。出版社社員からフリーになり、総合雑誌「月刊宝石」や「ダカーポ」「月刊太陽」「とらばーゆ」などで取材・執筆活動を行う。また、『ビジネスマン戦略戦術講座(全20巻)』などビジネス書の編集にも携わる。著書に『インターネット・スキル』『危ない金融機関の見分け方』『半世紀を経てなお息吹くヤマギシの村』など。共著に『我らチェルノブイリの虜囚』『ドルよ驕るなかれ』『横浜を拓いた男たち』など。辻秀雄氏の詳しいプロフィールは、こちらから