FXの口座って複数開設している人が多いと聞いたことがあるんだけど、俺たちもそうするべきなのかな？
複数口座を開設する理由って何かしら？
こんなお悩みをお持ちではありませんか。
一般的に多くのFXトレーダーは、複数の口座を開設しています。
無料だからという単純な理由ではなく、意味を持って複数口座を開設しているのです。
そこで本記事では、
- FX複数口座を持つおすすめの理由や注意点
- FX複数口座のおすすめの組合せ
- FX複数口座に関するよくある質問集
という流れで、FXの複数口座を持つおすすめの理由について詳しく紹介します。
本記事を読んでいただくと、複数口座を持つべき理由がわかり、あなたにピッタリの口座の組み合わせを知ることができるでしょう。
複数口座を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
FX複数口座を持つおすすめの理由5つ
FXのトレーダーには、複数のFX会社で口座を開設している人が多くいます。
なぜわざわざ複数の会社で口座を開設するかというと、次のような理由があるからです。
- 自分にとって使いやすいFX会社がどこか見極められる
- リスクの分散になる
- FX各社の弱点を補いながら利用できる
- 取引スタイルごとにFX会社を使い分けることができる
- FX各社のキャッシュバック・キャンペーンを利用できる
それぞれ詳しく紹介します。
自分にとって使いやすいFX会社がどこか見極められる
近年、国内のFX業界ではスプレッドをはじめとする取引条件について熾烈な競争が繰り広げられており、各社ともトレーダーから選ばれるためにより魅力的なサービスを提供しようと努力しています。
トレーダーにとって各社のスペックが上がるのは嬉しいことですが、競争が進んだ結果、大手各社ではスプレッドや取引コストなどにはあまり差がない状態になり、表面的なスペックのみからFX会社を選ぶのは難しい状況になっているとも言えます。
そんな中で各社の特徴が出るのが、取引ツールや分析ツール、情報コンテンツ等のサービス内容の部分です。
これらの部分は使ってみないとなかなか特徴がわからず、また様々な会社のものを実際に使って比較してみることで初めて自身の好みや重視したい点に気づくということもあります。
複数の会社の口座を利用して比較してみることで、より自分にとって使いやすい会社を見極められるのが複数口座を開設することの大きなメリットです。
リスクの分散になる
現在、国内のFX会社では顧客の資産と自社の資産を区分して信託銀行等に預け入れる信託保全の実施が義務付けられているなど、安心・安全のために様々な施策が講じられていますが、より万全にリスクに備えるためには1社のみの利用よりも複数の会社の口座を利用できるようにしておくのがおすすめです。
例えば、利用しているFX会社で万が一のシステムトラブルが発生する可能性もあります。
最近では、国内のFX業界でのシステムトラブルは非常に少なくなっているものの、どんなシステムでもトラブルが起こる可能性はゼロではありません。
また、各FX会社には定期的なシステムメンテナンス等で取引ができない時間帯が設定されている場合があります。
これらは土日や早朝といった取引への影響が少ない時間帯に設定されることがほとんどですが、長く取引を行っていると、ちょうど利用している会社のメンテナンス中のタイミングで取引したいということもあるかもしれません。
利用している会社が1社だけだと、システムのトラブルやメンテナンスなど何らかの理由で取引ができない場合、せっかく巡ってきた取引のチャンスを逃してしまうこともあるかもしれません。
複数の会社を利用していれば取引可能な会社を選んで取引ができ、チャンスを逃さず取引できる可能性が高まります。
FX各社の弱点を補いながら利用できる
各FX会社にはそれぞれ強みがあると同時に弱点もあります。
例えば「取引ツールが非常に使いやすいが、高金利通貨の取り扱いが少ないA社」「スワップポイントが高水準で高金利通貨の取引に向いているが、情報コンテンツが少ないB社」のように、それぞれメリット・デメリットがあり、全てにおいて完璧なFX会社を見つけるのはなかなか難しいと言えます。
複数のFX会社で口座を開設すれば、それぞれの会社の弱点をうまく補い合いながら利用することができます。
また、情報収集・相場分析・取引それぞれに関して最も使いやすい会社のツールを選んで利用するなど、各社の強みを掛け合わせた「いいとこ取り」の使い方をすることも可能です。
取引スタイルごとにFX会社を使い分けることができる
複数の会社で口座を開設しておくと、「短期取引はA社で、中長期取引はB社で」のように取引スタイルによって口座を使い分けることが可能です。
1つの会社で短期取引と中長期取引など、スタイルの異なる取引を行おうとすると、資金やポジションの管理がしづらくなってしまうこともありますが、取引スタイルごとに会社を分ければ一気に管理がしやすくなる上、各スタイルに適した会社を選べば、より利益も上げやすくなります。
複数の会社でFX口座を開設することには自分に合ったFX会社を見極められる、リスク分散になる、取引スタイルごとに口座を使い分けられるなど、たくさんのメリットがある。
各FX会社のキャッシュバック・キャンペーンを利用できる
多くのFX会社では、新規口座開設キャッシュバックキャンペーンを行っています。
複数のFX会社の口座を開設すれば、より多くのキャッシュバックキャンペーンを活用するチャンスが増えます。
FX複数口座を持つ際の注意点
FX口座を複数開設することに、注意するべきデメリットはあるのでしょうか。
現在、国内のFX会社はほとんどが無料で口座開設できます。
本サイトで紹介しているFX会社の口座はすべて無料で開設が可能です。
そのため、口座を開設すること自体にデメリットは特にないと言ってよいでしょう。
ただし、あえてデメリットを上げるとすれば、以下のことがあげられます。
- 確定申告の際の損益通算が面倒になる
確定申告の際の損益通算が面倒になる
複数の会社の口座で取引を行うと、確定申告の際に各社での損益を合算して申告する必要が出てきます。
これを損益通算といいます。
この作業が必要になるという点はデメリットと感じる人もいるかもしれません。
とはいえ、損益通算は各社での年間損益を合算するだけなので、それほど煩雑な作業ではありません。
また、複数のFX会社で口座を開設していても、取引を行って損益が発生していない会社については、損益通算の必要はありません。
【FX複数口座を開設する前に】まずはメインのFX口座を開設しよう
「FXをこれから始める初心者で、どうやってFX会社を選べばいいのか全くわからない」という人には、まずは「外為どっとコム＋GMOクリック証券」の2社から利用してみるのがおすすめです。
この2社は数あるFX会社の中でも非常に人気が高く、コスト・ツール・会社の信頼性などどれを取ってもポイントが高く、洗練されたサービス内容となっているため幅広くおすすめできます。
最初の取引は1,000通貨から取引ができる外為どっとコムで少額から始めるのがおすすめです。
そのほか、外為どっとコムの充実した情報コンテンツ、GMOクリック証券の高機能なチャートツールなどを口座開設したらぜひチェックし、活用してみましょう。
外為どっとコム
外為どっとコムでは1,000通貨から取引が可能です（ロシアルーブル/円は10,000通貨から）。さらに業界最狭水準のスプレッドで低コストな取引ができ、24時間のサポート体制があるなど、初心者のFX会社選びで重視したいポイントが揃っています。
また、外為どっとコムは業界屈指の充実した情報コンテンツを提供していることでも有名です。人気の通貨ペアに関する情報はもちろん、高金利通貨に関する情報までトレードに関するあらゆる情報が網羅されており、圧倒的な情報量で取引を強力にサポートしてくれます。
少額から取引できる点や充実したサポート体制以外にも、過去のデータに基づいて自動でマーケットの予測を行ってくれる「ぴたんこテクニカル」など初心者の取引をサポートするツールも揃っており、最初に口座開設する会社として非常におすすめできます。
外為どっとコムの口座開設には、本人確認書類2点＋マイナンバー確認書類が必要です。これらを用意して「スマホで本人確認」を利用して申込を行えば、最短でその日のうちに口座開設が完了します。スムーズな口座開設のために、必要書類を事前に用意して申し込みましょう。
※法人のお客様を除きます。また、日数はあくまで最短の目安であり、土日/一部の祝日を含む場合、提出いただいた書類に不備がある場合、お客様の住まいの地域などにより異なります。
GMOクリック証券
| スプレッド(ドル円) | 手数料 | 最小取引単位 |
|---|---|---|
| 0.2銭 (原則固定、例外あり) |
無料 | 1,000通貨（※） |
| 通貨ペア数 | サポート体制 | 特典 |
| 20通貨 | 平日24時間 | 最大100万円 |
※南アランド/円, メキシコペソ/円は1万通貨単位
Point1総口座数100万口座突破
GMOクリック証券は2023年8月に総口座数が100万口座を突破した、多くの人から選ばれているFX会社です。
同社のFX取引サービス「FXネオ」では、業界最狭水準のスプレッドで低コストで取引ができるほか、スワップポイントも高水準で高金利通貨の取引にもおすすめです。
Point2評価の高い取引ツール
特に人気なのが抜群に使いやすい取引ツールで、GMOグループならではの高い開発力が活かされた高機能な取引ツールで快適かつスピーディーに取引を行うことができます。特に2018年にチャート機能を強化して新たにリリースされたスマホアプリは非常に完成度が高く、一度は使ってみてほしいアプリです。
また、GMOクリック証券はGMOインターネット株式会社のグループ企業であり、運営する会社にしっかりとした信頼性や資金力があることも大きな強みです。
Point3業界最狭水準のスプレッド
スプレッドは業界最狭水準となっています。
2019年10月にFX各社が一斉にドル円のスプレッドを0.2銭に狭小化を図りましたが、GMOクリック証券も追随して0.2銭で提供しています。
FX複数口座のおすすめの組合せ
ここでは、メイン口座＋おすすめの組合せを紹介します。
短期トレード用＋中長期トレード用の組み合わせ
短期トレード用と中長期トレード用の会社を組み合わせるのも、トレーダーにはおなじみの利用方法です。
短期トレード用にはスプレッドが狭い会社や取引ツールが使いやすい会社、さらに超短期トレードを行いたい場合はスキャルピングOKの会社の口座を開設しておくと良いでしょう。
具体的には下記のような会社がおすすめです。
中長期トレード用には、高金利通貨の取り扱いが豊富で、スワップポイントが高水準の会社の口座を開設しておきましょう。
短期取引なら「ヒロセ通商」
ヒロセ通商は、業界では珍しくスキャルピングOKとなっているFX会社です。
FX業界では、システムに負担がかかる等の理由からスキャルピングを禁止にしているFX会社も多くありますが、ヒロセ通商では強固なシステムを備えているためスキャルピングも可能となっているのです。
さらにヒロセ通商では最小取引単位が1,000通貨となっており、少額から取引を始めることができるため、初心者のFXデビューにもおすすめできる会社です。
多彩なキャンペーンや業界最多レベルの50通貨ペアの取り扱いなど、他にも他社にない強みが多く、2020年オリコン顧客満足度調査のFX専門業者部門で5年連続第1位を獲得しています。
中長期取引なら「トレイダーズ証券・みんなのFX」
みんなのFXは、スプレッドの狭さにも定評がありますが、さらに注目すべきはスワップポイントの高さです。
全通貨ペアを通して業界トップレベルの高水準であり、特に高金利通貨のスワップポイントの高さでは他社を圧倒しております。
スイングトレードは、中長期の取引手法であり、スワップポイントもつきます。
スワップポイントが高いほうがさらに利益を得られるため、スイングトレードを行う方は是非みんなのFXで始めることがおすすめです。
FX複数口座に関するよくある質問集
ここでは、複数口座に関するよくある質問について回答させていただきます。
質問①：一つの口座を複数のFX会社で共有することは可能でしょうか？
異なるFX会社の口座を一つにまとめることはできません。
一つ一つの口座は全くの別物です。
銀行の口座を一つにまとめられないように、FX会社の口座も一つにまとめることはできません。
質問②：複数口座を持つ際に、使わない口座は維持費や何か問題があったりするので しょうか？
基本的に、口座維持費はかかりません。
ただし、FX会社によっては入金や取引を行わなければ、口座凍結になることもあるため、必ずFX会社に問い合わせをしてみましょう。
質問③：複数口座で利益を上げたら税金も2倍3倍と上がるのでしょうか？
利益はすべて合算し算出するため、税金が2倍3倍と上がることはありません。
2つの口座で100万円の利益があるのであれば、100万円に税金がかかるということになります。
まとめ：FX複数口座を持つデメリットはほとんどない
FXの複数口座を持つことにより、取引ツールの比較や取引スタイル別の使い分けもでき、また各社の弱い点を補い合いながら利用することもできて非常に有効です。
口座維持費や口座開設費用も無料のため、FXを行うのであれば複数口座を持つことをおすすめします。
