FX会社の口座開設って、未成年でもできるのかな?
未成年が口座開設する際の注意点はあるのかしら?
それでは、今日は未成年のFX口座開設について解説しましょう。
FX会社の年齢に関する口座開設基準
国内のFX会社の多くは口座開設申し込み基準に年齢に関する条件を設けており、未成年は口座開設できないことが多くなっています。
下記の通り、GMOクリック証券などは20歳以上であることを口座開設申し込みの要件としています。
FX会社 | 口座開設申し込みが可能な年齢 |
---|---|
GMOクリック証券 | 満20歳以上(取引可能なのは80歳以下) |
みんなのFX | 満20歳以上80歳未満 |
このように、基本的に満20歳未満または80歳以上の方は口座開設できないとしているFX会社が多くなっています。
逆にこの年齢基準を満たしていれば、高校生や大学生であっても口座開設は可能です。
未成年でも口座開設可能なFX会社もある
しかし、未成年でも口座開設可能なFX会社も一部存在します。外為どっとコムとSBI FXトレードです。
外為どっとコム
外為どっとコムの口座開設申し込みは、18歳以上80歳以下の方が対象となっています。
つまり未成年であっても18歳以上であれば、口座開設の申し込みが可能です。
ただし外為どっとコムでは、未成年(満18歳以上20歳未満)の口座開設の場合、下記の書類の提出が必要となります。
- 未成年者本人と法定代理人との関係を証する書面(戸籍謄本又は住民票)
- 法定代理人全員の本人確認書類(免許証など)
- 「未成年の取引に関する同意書」(外為どっとコムから郵送される)
「法定代理人」とは親権者などのことで、通常は保護者と考えて問題ありません。
「未成年の取引に関する同意書」には法定代理人の記入・捺印が必要です。つまり、未成年者が口座開設を行うためには、保護者の同意が必要ということになります。
SBI FXトレード
SBI FXトレードでは、満18歳以上80歳以下であれば口座開設申し込みが可能となっています。
1通貨から取引ができて少額からFXを始められるSBI FXトレードは、未成年がFXデビューする会社としておすすめできます。
ただしSBI FXトレードでも外為どっとコムと同様、未成年の口座開設では下記のような書類が必要です。
- 法定代理人の証明書面(戸籍謄本)
- 法定代理人全員の本人確認書類(免許証など)
- 法定代理人からの書面による未成年の取引に関する同意書
未成年がFX口座を開設する際の必要書類など
上記をまとめると、未成年がFX口座を開設する際には下記のことが必要となります。
- 保護者などに「法定代理人」になってもらう
- 法定代理人との関係を証明する書類(戸籍謄本など)を取得する
- 法定代理人の本人確認書類(免許証など)を用意する
- 法定代理人に同意書を書いてもらう
- 必要書類を揃えてFX会社に提出する
未成年でも口座開設できるFX会社はあるけれど、基本的に保護者の同意が必要になるということですね。
未成年がFX取引を行う場合の注意点
未成年の方がFX取引を行う場合は、資金、経験、知識などが十分でない場合が多いでしょう。そのため、思わぬ大きな損失などを避けるために、未成年のFX取引では特に注意すべきことがあります。
まず、取引は少額から始めるようにしましょう。知識や経験のないうちから大きな金額の取引を行うと、損失のリスクも大きくなります。無理のない範囲の資金で、余裕を持った取引をするように心がけましょう。
同時に、取引に慣れないうちはなるべく低レバレッジで取引するようにしましょう。レバレッジが高くなると、やはり損失のリスクが大きくなります。低レバレッジで取引するためのポイントは下記の記事で解説しているため、確認しておくとよいでしょう。