子供を大学まで育てるのにいくらかかるの?
子育てにかかる費用を軽減する方法はないかしら?
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
この記事では、子供を大学まで育てるのに必要な費用や子育て費用の負担を軽減させる方法について、以下の流れで詳しく紹介します。
- 子供の費用はそもそも何がかかるの
- 子供が0歳~15歳(中学3年)までにかかる費用
- 子供が15歳(高校1年)~18歳(高校3年)までにかかる費用
- 子供が18歳(大学1年)~22歳(大学4年)までにかかる費用
- 子供の費用負担を軽減させるためにやるべきこと
- 子供の費用の計算シミュレーション
実際に自分の生活スタイルに合わせて計算できるシミュレーションも利用できるため、自分に合った費用を計算することができます。
では早速、子供の費用には実際何がかかるのかを紹介します。
子供の費用はそもそも何がかかるの?
子どもを育てるには、さまざまな費用がかかります。
以下に内訳のリストを示しておきました。
- 食費
- 衣類
- 服飾雑貨費
- 生活用品費(おこづかい含む)
- 保育費
- 学校教育費
- 学校外教育
- 活動費
- 医療費
- 子どもの携帯電話料金
- 行事関係費
- 家族でのレジャー
- 旅行費
このなかでは、教育費の割合が大きいといえます。
たとえば2003年の子ども未来財団調査による「子育てコストに関する調査研究」では、6歳の子どもにかけたお金の相場が年間63万4240円でした。
このうち幼稚園・保育園内外の教育費が30万5047円と半分近くにせまる形です。
以上から、教育費は子育てのコストを考えるうえで特に重要といえます。
子どもを育てるのにかかる費用の大半は、教育費なのか・・・
子供が0歳~15歳(中学3年)までにかかる費用
日本の義務教育年齢である0歳~15歳までにかかる費用を見ていきましょう。
内閣府の「インターネットによる子育て費用に関する調査」では、子どもが生まれ、ひとつ年をとるごとの費用相場は以下のとおりです。
年齢 | 費用 |
---|---|
0歳 | 93万1246円 |
1歳 | 87万8040円 |
2歳 | 94万2,715円 |
3歳 | 104万577円 |
4歳 | 119万7,116円 |
5歳 | 115万9,523円 |
6歳 | 121万5,243円 |
7歳 | 111万2,082円 |
8歳 | 105万9,791円 |
9歳 | 113万1,097円 |
10歳 | 115万2,088円 |
11歳 | 123万5,483円 |
12歳 | 126万9,053円 |
13歳 | 152万7,873円 |
14歳 | 153万1,521円 |
15歳 | 161万1,802円 |
合計 | 1805万9250円 |
参考:内閣府
さらに文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査の結果について」では、幼稚園から中学校まで、公立と私立で教育費に差があることがわかっています。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
幼稚園 | 22万3647円 | 52万7916円 |
小学校 | 32万1281円 | 159万8691円 |
中学校 | 48万8397円 | 140万6433円 |
参考:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」
同じ教育機関でも公立より私立の方が教育費が高くなります。
私立に通う期間が長いほど、教育費が増えると考えましょう。
私立は公立よりもかなり高めね!
子供が15歳(高校1年)~18歳(高校3年)までにかかる費用
高校では、公立と私立によって以下の費用相場になります。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
高校 | 45万7380円 | 96万9911円 |
参考:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」
子供が18歳(大学1年)~22歳(大学4年)までにかかる費用
子どもがさらに大学に通う場合、国公立や私立などによって教育費が異なります。
しかしいずれにしてもまとまった費用が必要でしょう。
医学・歯学部のように6年制の大学もありますが、多数である4年制で相場を見ます。
通学方法 | 学費 |
---|---|
自宅通学 | 約499.4万円 |
自宅外通学 | 約947.7万円 |
参考:日本政策金融公庫(令和元年 教育費負担の実態調査結果)
国公立の場合は文系と理系によって学費はあまり変わりません。
しかし国公立では自宅からの通学と、大学入学を機に一人暮らしを始めた場所から通う自宅外通学で、教育費が異なります。
一人暮らしを始める場合、引っ越し費用や生活費などのコストが加わるからです。
一方で私立大学の場合、文系と理系で大きく異なります。
大学・通学方法 | 学費 |
---|---|
文系・自宅通学 | 約717.0万円 |
文系・自宅外通学 | 約821.7万円 |
理系・自宅通学 | 約1165万円 |
理系・自宅外通学 | 約1270万円 |
参考:日本政策金融公庫(令和元年 教育費負担の実態調査結果)
自宅よりも自宅外通学の方が学費は高くなり、さらに文系より理系の方が学費がかかりやすいといえます。
基本的に私立は公立よりも学費が高くなりやすいこともあり、私立理系がいちばんかさむでしょう。
私立の医学や歯学系大学になると自宅通学で約2400万円、自宅外通学では約3053万円にもなります。
このように私立の理系・医学系は教育費だけで1000万円を超えるでしょう。
行かせる大学によって費用は異なりますが、大学に行く時点でかなりの費用が必要になります!
子供が0歳~22歳(大学4年)までにかかる費用
子どもが大学まで通うとすると、0歳~22歳までの費用を想定することになります。
AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」では、内訳に応じて以下の費用を示しています。
項目 | 費用 |
---|---|
出産・育児費用 | 約91万円 |
食費 | 約671万円 |
医療・理美容院費 | 約193万円 |
衣料費 | 約141万円 |
子どもの私的所有物代 | 約93万円 |
おこづかい | 約451万円 |
合計 | 約1640万円 |
出産から始まり、食費やおこづかいを中心にさまざまな費用がかかります。
子どもを大学まで通わせたいと思ったら、少なくとも約1600万円は見積もった方がよいでしょう。
子供を育てるにはかなりの費用がかかりますね!
それぞれのご家庭によって費用は変わってきます。そのため、以下のシミュレーション機能でご自身に合った条件でどのくらい費用が掛かるのかを計算してみてください。
子供の費用負担を軽減させるためにやるべきこと3つ
子どもを育てるにはかなり大きな費用がかかることが分かったと思います。
そのため、将来を見据えた行動が大切です。
ここでは、子供を育てる費用を軽減する方法を3つ紹介します。
- 貯金をする
- 保険に加入する
- 奨学金や教育ローンを活用する
貯金をする
子どものために貯金を意識してください。
入学や習いごとなど、さまざまな場面でまとまったお金がかかりますが、貯金があれば対応できるからです。
特に学校内外の教育費のために貯金をする意識が重要でしょう。
近年は私立の学校に通うために塾で勉強したり、習いごとを複数受けたりする子どもが多いといえます。
貯金があれば学校に通うお金だけでなく、塾や習いごとのコストにも充てられるでしょう。
子どもがやりたいことを応援できるように、貯金による備えが重要です。
貯金は大人の基本ね!以下の記事で貯金のやり方を詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
保険に加入する
子どものために、保険に加入するとお金をうまくやりくりできます。
生命保険や学資保険などがあり、加入しておくと想定外のトラブルによる出費をカバーできるからです。
たとえば子どもの教育資金が足りなくならないか心配になったら、貯蓄型である学資保険に加入することでリスクを減らせます。
子どもはいつどこでケガをするか分からないので、生命保険に入っておけば入院費用や治療費をカバーできるでしょう。
このように子どもを思う気持ちがあれば、万が一の事態への備えるとして保険加入も考えられます。
保険は若いうちに入っておくことでお得に加入できる傾向があります!
奨学金や教育ローンを活用する
奨学金や教育ローンを活用することで、高校や大学の費用などをカバーできます。
大人になったときのために子どもに高度な教育を受けさせたいと思ったときに、加入すると役立つからです。
大学に通う子どもには、奨学金を利用する人も多く見られます。
近年は返す必要のないものとして「給付型奨学金」も話題です。
高度な教育を子どもに受けさせるために、教育ローンも有用でしょう。
金融機関への返済義務は生じますが、ローンを組むことで教育費を払っていくことでカバーできます。
子どもの勉強のために奨学金や教育ローンを使えば、多額の費用に対応できるでしょう。
貯金だけではすべてカバーしきれないと思うので、奨学金や教育ローンも検討していきたいですね!
子供の費用の計算シミュレーション
子どもにかかるお金が気になったら、パソコンやスマートフォンで計算シミュレーションを使ってみましょう。
子どもを生む前に想定の金額を見ておけば、子育てへの正しい備えがわかるからです。
たとえば『FX学園』が提供するライフプランシミュレーションでは、本人および配偶者の年齢、性別、職業、年収などを記入することで、想定費用を出せます。
子どもの人数や学校別の公立・私立の選択肢も選べ、正確な情報からコストを知れるのがポイントです。
子育てにかかる費用が気になったら、FX学園のライフプランシミュレーションを使ってみませんか。
まとめ:子育て費用のためには貯金よりも資産形成が大切
子育て費用を乗り切るには貯金や教育ローンなども有用ですが、それ以上に資産形成が大切です。
将来的に資産を増やすことで、教育費のようなお金が足りなくなるリスクを減らせるからです。
おかげで子どもに高度な教育を受けさせてあげられます。
子どもを生む前に費用をシミュレーションし、いつまでにどれだけのお金が必要かを計算しましょう。
「FX学園」が提供するシミュレーションツールなら、自分に合った条件で計算できるから、自分に合った費用がわかるぞ!