【トレーダーさん紹介】不動修太郎さん

FX実践レポート FX実践

不動修太郎さん

不動修太郎さんはエンジニアであり、投資家であり、FXのセミナー講師も務めるなど、投資の世界ではマルチに活躍している人として知られています。

さらに、占いにも精通しておられます。

また、豊富な海外経験を生かして、広い視野からニュースをわかりやすく解説する国際ジャーナリストの顔をもっています。

投資経験はFX歴15年、株式歴35年、投資信託歴38年、外国債券、商品先物、バイナリーオプションなど。

好きなFXの通貨ペアは、「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」「豪ドル/米ドル」だそうです。

さくら
さくら

そんな経歴の持ち主である不動修太郎さんに、FXについていろいろ聞いてみました。

みなさんの日々のトレードの参考になれば幸いです。

損切りを含めた資金管理をしっかり行う チャートを読めるようになる ひとつかふたつのテクニカル指標を完全マスター

株式投資からFXトレードへ

――まずは、不動さんの自己紹介からお願いいたします。

ほとんどのFX投資家さんがそうだと思いますが、FXと出合う前は株式投資家でした。

私が、日本株の投資を始めたのが、バブルの前ですから1980年代です。

その当時はインターネット取引がまだなくて、取引するためには、証券会社の窓口にいくか、電話で指示を出すかでした。

さらに、情報源は、ラジオの短波放送やテレビの文字放送に頼るしかありませんでした。

ですから、個人投資家と機関投資家では情報の質も量も段違いという状況で、圧倒的に個人投資家は不利だと思っていました。

そんな環境のなかで、株式投資を始め、投資信託を行ったのですが、マイナスにはならなかったものの、なかなか思うようには勝てませんでした。

そこで、個人でももっと勝てる金融商品はないかと思っていたときに、FXと出合ったのです。

個人投資家として、FXの学校に通ったり、FXの業者が行っている無料セミナーやWebセミナーなどに参加して、そこからFXの世界に徐々に入りこんでいきました。

FXをやり始めて15年ぐらいになります。FXという言葉が一般の人たちに知れ渡るようになり、私はメルマガを始めました。

そのメルマガを月刊「FX攻略.com」の編集長が読まれて、原稿の依頼があったわけです。

そのあとに、直伝チャンネルとかワールド・インベスターズTVなどへの出演依頼をいただきまして、FXを教わる側から教える側に徐々に軸足を移していきました。

個人投資家という立場でありながら、FXを教えるというふうに立場が変わってきました。

チャートを読めることは必須

――ところで、FXの専業トレーダーを目指している方は、どういったことを重視して、トレーニングをしていけばいいでしょうか?

それは人それぞれです。

たとえば、長期投資といっても、2~3週間のトレードになりますが、それから数分から数秒でトレードを行うスキャルピングなど、いろいろなトレード方法がありますが、私が見ていて、安定した収益を上げている専業のトレーダーはスキャルに近い、短期トレードの方が多いですね。

――そうなんですか。

どんな投資スタイルをとるにしても、チャートが読めることが必須です。

チャートが読めないと専業になるのは難しいです。

私の知人や私のセミナーにきてくれる生徒さんのなかで、ある時期、専業で儲けていた人でも、FXで儲けられなくなってサラリーマンに舞い戻った方は多いです。

そういう人というのは、ある相場では儲けられるのですが、たとえば、円高が急激に進行して激しく動くような相場につかまったとか、いつか自分に合わない相場がきて大損しています。

FXでこれをやれば勝てるという安易な手法はありません。

逆に言うと、これをやれば負ける可能性が高いということはたくさんあります。

負ける可能性の高いものを避けることが大事です。

私のFX15年あまりの経験からいえることは、たぶんそこのところですね。

安定して勝てるようになってから専業へ

――逆に、危ない時を避ける……。

これまでの経験が通用しない相場は危険な相場です。

これをやれば負けるというのは、たとえば、損切りをしないとか、損切りの入れ方がわからないとか、チャートの読み方がよくわからないという人は、まだ専業になる段階は早いと思います。

安易に専業になることはお勧めできません。

副業でFXをやっていて、安定して勝てるようになってから専業になっても、遅くはありません。

専業になることを勧める安易なFXの先生もいますが、私はそういう人は個人的にはお勧めできません。

実際に、投資家の間の専門用語で「お亡くなりになる」というものがあります。

これは、連絡がまったく取れなくなった状態のことをFX業界ではそう呼んでいます。

私はお亡くなりになった投資家を何人も、FXでも株式投資の世界でも知っています。

株式のほうがナンピン買いに近い手法が、いまでも使えますから、株価が下がったら買い足していく資産家の人が多く、今勝っている人というのはそういう人たちが大勝ちをしていて、多くの資産を築いている人たち、というのはそういう人たちが多いです。

実業の世界で儲けてはいるので、株式投資の世界で、ナンピンできる余力があるというか、買い付け余力あるといういい方をしますが、そういうような人たちが多いです。

それをFXの世界でやると大けがをする可能性が高いので、FXはやはり、チャートの読み方ができて、テクニカル指標ときちんと使えることですね。

精神的なプレッシャーに勝てるか?

あともうひとつ、専業トレーダーになってうまくいかなくなった原因は、家族の暮らしを支えるために生活費を稼がなくてはいけないとか、従業員を抱えていて、その人たちの面倒を見なければいけないとか、そういったプレッシャーによって、精神的に勝てなくなる人が多いです。

――相場だけではないプレッシャーがあるわけですね。

そうです。

兼業トレーダーは何が強いかと言いますと、読みづらい相場になったときに、相場を休むことができることです。

有利な相場がくるまで待つことができます。

しかし、専業の場合、相場を休んだり、待ったりすることは難しい。

専業の方は、常に何かを売るか、買うかしないといけないので、そのプレッシャーに負けている人は多い。

独身の方はまだいいですが、家族をもっている方だと、その後、連絡を取れなくなった方は多いです。

連絡が取れなくなった原因はいろいろ考えられますが、田舎に引っ込んだとか、人づき合いは専業のトレードの邪魔になるからといって、いっさい人づき合いを止めているかもしれませんが、恐らくそうではないでしょう。

われわれの前に姿を現しづらい状況になっていると思われますね。

私の知っている限りで言いますと、投資家からサラリーマンに舞い戻った方は多いですね。

投資に自信を持った個人投資家は、在籍していた会社を辞めて専業になるのですが、その後またサラリーマンとして細々と生活している人が結果として多いです。

もちろん、専業のトレーダーのなかには、「億トレ」と言われて、雑誌などに記事を書いている人はたくさんいます。

その人たちは確かに称賛されるべき人たちなのですが、大部分の専業トレーダーがうまくいかないのは、精神面が辛くなり、とくに、ひとり相撲のような状態になっているのでしょうね。

移動平均線の使い方をマスターするのは必須

――チャートの読み方というお話がでたのですが、どういったインディケータを使ったらいいでしょうか?

そのことなのですが、人によってそれぞれです。

ある人はボリンジャーバンド、ある人は一目均衡表を使っているとか、いろいろですが、私が思うのは、たくさんのテクニカル指標に手を出さないことが大事です。

ひとつのテクニカル指標に習熟する前に、次のテクニカル指標を勉強することをやっていると、結局、テクニカル指標をマスターするのが遅くなり、最終的にチャートを読んで、利益を出すのに時間がかかってしまいます。

――そうですね。

ですから、ひとつか二つのテクニカル指標、まあ、どんなテクカル指標でもいいのですが、私はまず移動平均線の使い方をマスターするべきだと思います。

移動平均線はいちばん最初にできたテクニカル指標です。

実際、いろいろなテクニカル指標をマスターしているはずのテクカルアナリストがいて、テクニカル協会に所属していますが、そこで資産を増やしている人は、最終的には移動平均線にたどり着いた人が多いです。

実際の売買ではシグナルがでるのが遅れるという致命的な欠陥はありますが、6割から7割が勝てるというのが移動平均線です。

その意味では、いちばん基本になるテクニカル指標です。

移動平均線しか見ないという人はいますが、移動平均線を見ていない人は勝てないと思います。

ローソク足と移動平均線、なかには、平均足を使っている人もいますが、まずは、ローソク足と移動平均線をしっかりマスターすべきですね。

移動平均線のほかには、MACDも見ています。

MACDは移動平均線の欠点を改善したインディケータです。

もうひとつは、ボリンジャーバンドです。

実は、ボリンジャーバンドは初心者の方にはお勧めしていません。

というのは、ボリンジャーバンドは、初心者向けはたくさんでていますが、相場が大きく動いた時に、ボリンジャーバンドの本に書いてあることと違う見方をしなければならないことがあります。

ボリンジャーバンドは、+2σと-2σの線を引くことが多いのですが、トレンドが出ますと。+2σの上をさらに飛び出してしまうことが多々あります。

そういう時に判断を間違ってしまう恐れが多いので、初心者の方にはボリンジャーバンドは使わないように指導しています。

――移動平均線、MACD、そして、ボリンジャーバンドが不動さんの好きなテクニカル指標ですか?

値動きそのものはローソク足か平均足ですが、私は基本的には平均足で値動きを見ています。

私自身は短期トレード

――不動さんが好きな通貨ペアは何ですか?

通貨ペアについては私に限らず、皆さんが見るべき通貨ペアは、ユーロと米ドルを組み合わせた通貨ペアです。

その理由は、米ドルは基軸通貨ですし、ユーロは2番目に取引が大きな通貨だからです。

「ユーロ/米ドル」の動きがほかのすべての通貨ペアに影響を及ぼすと思っています。

あとは、「米ドル/円」です。これは「ユーロ/米ドル」について取引高が多い通貨ペアです。

――不動さんが主に取引をされている時間帯は?

私は19時(午後7時)ぐらいからチャートを見始めていて、深夜の0時で取引を終了したいと思っています。

しかし、深夜0時を超えてから相場が動き出すことも多いわけですが、自分は兼業トレーダーなので、午前1時には寝たいと思っています。

その時点でポジションを持ち越した場合、翌朝までにその時点でわからなかったニュースが流れたり、いろいろな情報が飛び交う恐れがありますので、ポジションは持ち越したくないと思っています。

ただ、やむなく持ち越すこともありますが、基本的には持ち越さないほうがいいと思っています。私自身は短期トレードです。

――19時からトレードを始めて、深夜の0時で手仕舞いということですか?

そうです。

初心者の方は、2~3日から、2~3週間ぐらいで取引をしたいと思っている人が多いのではないでしょうか。

裁量トレードだが、考え方は自動売買に近い

――不動さんは裁量トレードですか、それとも自動売買トレードですか?

基本的には裁量トレードなのですが、考え方は自動売買に近いです。

たとえば、移動平均線を見ていて、長期線が下を向いたら損切りとか、機械的に切れるようにしています。

「米ドル/円」でしたら、100円のところに損切りラインを入れるとか、機械的に行っています。

途中で考え方を変えることはありません。

――裁量でトレードしているが、機械的にトレードを行っているのと同じということですか?

そうです。

――巷には自動売買ソフトはたくさんありますが、それについてはどうお考えですか?

最近は、人工知能を使う複雑な自動売買システムがあるそうなので、私は自動売買ソフトを全部見ているわけではありませんが、EAはある相場の流れでは勝てるのだが、別な相場の動きになったら勝てなくなるものが多くて、結果として言うと、ずっと勝ち続けるEAはおそらくないということです。

――なるほど。

裁量とか自動売買という考え方をすると、ある相場で勝てるようにEAないし自動売買ソフトを設計していますので、その相場のパターンが変わってきたら、勝てなくなってしまうものが多いと思っています。

私としては、過去3年間、ポンド専用でも、ユーロ専用でもいいのですが、ドローダウンが少なくて、勝ち続けているEAですと、それに乗ってもいいかなと思っています。

損切りを入れるのは鉄則

――不動さんはFX初心者に対して、最初は何から教えられるのですか?たとえば、FXトレードの心構えなのか、いきなりテクニカル指標を教えるのか?

それは、初心者向けか、中・上級者向けかによって違いますが、いずれにしても、私がいつも強調しているのは、FXはレバレッジをかけて行う投資手法なので、損切りが非常に大事だということです。

これが現物の株式投資と違うところです。

また、レバレッジが25倍という、商品先物と比べると大きな数字なので、損切りをやらない人はやられています。

ですから、損切りを入れることがいちばん大切な部分です。

つまり、損切りを入れるのが鉄則です。

ただ、損切りをどこに入れたらいいのかというのは、チャートを読めないと、入れるポイントが判断できません。

ですから、次に大切なことは、チャートを読めることです。

テクニカル指標でもローソク足でもいいのですが、いずれの手法にしても、チャートが読めることが大事です。

今、平均してもみ合い相場なのか、上昇相場なのか、下落相場なのかがある程度は自信を持って言えるようにならないと、その人はまだ、FXトレードのスタートラインには立ってはいないです。

ですから、少額のトレードを行いながら、1年ぐらいはチャートの読み方をマスターする必要があります。

――チャートが読めることで損切りのポイントや、相場の流れが読めるようになっていくということですね。

そうですね。

FXではテクニカル指標は重要

最近、株式投資についても講師として呼ばれることが多くなり、株の勉強を再開しています。

株式投資の場合は、その会社の業績の分析や、今もてはやされている分野は何かを調べ、そこへ投資をすれば儲かるわけですが、FXの場合は、経済分析やファンタメンタルズ分析だけではたぶん勝てません。

それらを知っておいたほうがいいと思いますが、FXの世界の場合は、もちろん重要指標が発表されるスケジュールは当然、知っておくべきですが、ただし、GDPとかGNPとかばかり勉強してても、経済には強くなるかもしれませんが、それだけでは勝てません。

やはり、テクニカル指標の重要性が株式投資よりも高く、テクニカル指標を勉強したほうがいいです。

テクニカル指標では、株式投資もFXもチャートの読み方はだいたい同じです。

片方で勉強すると、株式も商品先物もすべて、トレードができるようになります。

そういう意味でも、テクニカル指標の勉強をお勧めしています。

FXを始める人の90%は、株式投資とFXの両方をやっています。

私のように、株式投資をやってから、FXに投資の軸足を移す人が80%から90%ではないでしょうか。

ですから、そういう意味でも、FXも株式も両方をやったほうがいいです。

両方を見ながら、少なくともテクニカル指標の勉強について言えば、しっかりと、ひとつか二つのテクニカル指標をマスターすることをお勧めしています。

1回の損失額は証拠金の2%~5%に抑える

――レバレッジについては、株式投資の信用取引では3倍ですが、FXは個人では25倍ですから、レバレッジを効かせれば、少額で大きく儲かるよと、お金がないから少額でできるFXをするだという方が多いと思いますが、レバレッジのかけ方については、初級・中級者の方はどう考えればいいでしょうか?

どのポイントに損切りを入れるかによって損失額は変わってきます。

たとえば、100万円を証拠金として入金したとします。

一回の取引の損失額は、人によって違うのですが、2%から5%、2万円から5万円の範囲が妥当だと思います。

ここに損切りを入れなければいけないことがわかってきて、1万通貨から取引できる業者と、1000通貨から取引できる業者がありますが、100万円の証拠金でFXトレードを行うのであれば、しかもいくつかの通貨ペアで、いくつものポジションを持って取引をしようとすると、1万通貨からでないと取引できない業者よりも、1000通貨から取引できる業者をお勧めします。

私は、500万円の資金があって、当分、それを使わなくても生活できるとしても、まず、入金するのは半額の250万円か200万円、という話をしています。

その額を口座に入金して、300万円はとっておきます。

そうすると、最悪、マージンコールにかかった場合でも、もう一度、FXトレードを始めることができます。

仮に持っている資金500万円を全部、証拠金として入金してしまうと、どうなるでしょうか。

昔の私がそうなのですが、ある程度、FXがわかってきて、勝てるようになった頃に、証拠金がすべてなくなって、マージンコールにかかってしまうことがよくあります。

複数の口座を開設するメリット

私の場合は、4つのFX業者に口座をつくって、入金していました。

リーマンショックの前ですが、ひとつの口座にマージンコールがかかりました。

500万円を入金している口座でした。

その口座は最高で750万円まで殖えたのですが、その後、急激な円高になり、それについていけず、損切りもその当時はうまくなかったこともあって、1年ぐらい経ってからその口座は死にました。

ただ、残りの口座がありましたので、すぐに復帰はできました。

私のように4つも口座を開設するのは口座管理が難しくなるので、お勧めしませんが、基本的には2つぐらいのFX業者に口座を開設するのがいいのかなと思っています。

ひとつは短期売買用、もうひとつは長期売買用で、あるいはひとつは、あまりお勧めできませんが、「トルコリラ/円」のようなマイナー通貨あるいは新興国通貨用、もうひとつはメジャー通貨用とわけてトレードしたほうが上達が早いと思います。

FX業者の選び方

――FXの口座は複数もったほうがいいというお話ですが、FX業者はいま、それぞれがんばって差異を出そうとしていますが、わりと横並びに近い状態になってきたと思うんですね。

そうですね。おっしゃる通りです。

スプレッドが昔と比べて狭くなってきました。

私がFXを始めた頃、FX業者を何で選んだかと言いますと、スプレッドの幅で選んでいました。

ですから、スプレッドの狭い業者が現れると、そちらの口座を開いていきましたので、どんどん口座数が増えていったわけです。

もうひとつ、当時は、口座の安定度が低い業者が多かったです。

相場が激しくなると取引システムが止まってしまうとか、いきなり売買システムが動かなくなるとか、そういう業者がけっこういました。

最近はそういう業者は少なくなってきました。

ですから、FX業者を選ぶなら、スプレッドのほかに、最低取引量が1万通貨ペアか、1000通貨ペアのどちらから取引できるかどうか、マイナー通貨を扱う業者も以前よりは増えてはいますが、そういった通貨ペアを取引したいのであれば、マイナー通貨を扱っている業者に口座を開くといいと思います。

また、スマートフォンも、iPhoneやAndroidのどちらでも取引ができますし、Windowsを使っている限りは、どこの業者さんも差異は少ないと思います。

Macに対応している業者もあります。

スワップ狙いのマイナー通貨の取引は危険

――マイナー通貨の取引はスワップ重視ですか?

いえ、それは危険かなと思います。

円高だとマイナー通貨は下落する、いわゆるリスクオフ状況になります。

ギリシャ危機からロシアのクリミア問題、Brexitなど、諸々の事件やイベントがありましたが、そのたびにマイナー通貨は大きく下落しています。

イギリスのBrexitの時に、ポンドは1日7円ぐらい下がりましたが、トルコリラはもっと大きく下がりました。

トルコリラの下がり方がポンドよりも大きくて、今後も含めてハマる可能性が高いでしょう。

昔は私もそうだったのですが、マイナー通貨のみならず、イギリスポンドやNZドルの政策金利が4%から5%でしたから、その通貨を持っていれば、相場が下がっても買い足せば何とかなるという時代がありました。

しかし、今は違うと思っていますし、とてもスワップ狙いのマイナー通貨はお勧めできません。

あとは、日本の業者では1社しか扱っていませんが、ブラジルの「レアル/円」を取引している人は少ないと思いますが、こうした通貨は初心者が取引するには難しいと思っています。

少なくとも、政策金利に惑わされてこうした通貨を買ってしまうというのは、チャートをしっかり読める方以外にはお勧めできません。

自分は上級者だと思っていて、チャートがしっかり読めて、資金管理ができる人は、そうしたマイナー通貨を取引してもいいとは思います。

初心者が勘違いしやすいこと

もうひとつ、初心者が勘違いしやすいことがあります。

たとえば、イギリスポンドやトルコリラを買ったからといって、イギリス国民やトルコ国民が投資家のために働いてくれるわけじゃありません。

どの通貨ペアを選ぶかについてはいろいろな動機がありますが、私が初心者の方に聞いたところ、「その国に親しみ持っているから」という意見が大半でした。

――なるほど。

オリンピックを開催したとか、観光でその国に行って気に入ったとかですね。

日本人は欧米人と違って、オセアニア通貨を買う人が多いです。

欧州の初心者はスイスフランを買う人が多いそうです。

しかし、日本人はスイスには親しみを持っている人も多いでしょうし、観光でいった人も多いと思いますが、あまりスイスフランを買いません。

株式投資だと、ある企業を応援したいからと、その個別銘柄を買うのはいいと思います。

その会社の商品がいいとか、経営姿勢が素晴らしいとか、それはその会社の株式を購入する動機には十分なり得ます。

そういう考え方をFXトレードに持込むのは明らかに間違っています。

そういう勘違いは止めていただきたいと思っています。

――ありがとうございました。  

以上が不動修太郎さんとの一問一答です。

お役に立ったでしょうか。

辻秀雄氏のプロフィール

秀雄氏
ジャーナリスト。リーマンショックに世界が揺れた2008年に、日本で初めて誕生したFX(外国為替証拠金取引)の専門誌、月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。出版社社員からフリーになり、総合雑誌「月刊宝石」や「ダカーポ」「月刊太陽」「とらばーゆ」などで取材・執筆活動を行う。また、『ビジネスマン戦略戦術講座(全20巻)』などビジネス書の編集にも携わる。著書に『インターネット・スキル』『危ない金融機関の見分け方』『半世紀を経てなお息吹くヤマギシの村』など。共著に『我らチェルノブイリの虜囚』『ドルよ驕るなかれ』『横浜を拓いた男たち』など。
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