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FXで利益を出すコツとは?

FX実践レポート FX実践

FXはすばらしい金融商品

これからFXを始めようと思っている人が陥りやすいのが、すぐにテクニカル分析やファンダメンタル分析を知ったようなつもりになって、デモトレードも行わないですぐにリアルマネーの取引をすることです。

そういう方は例外なく、少しの時間差があるものの、市場から退場を余儀なくされてしまいます。

そしてこう言います。

  • 「FXなんて儲かりはしない、損するばかりだからやめたほうがいい」
  • 「ギャンブルと一緒だから、危ない」

果たしてFXはギャンブルでしょうか。

危ない取引でしょうか。

私の答えは「ノー」です。

FXほど魅力的な商品はないと思っています。

なぜなら、株式投資のように多額の資金を必要とせず、少ない資金で大きな取引ができることが一つ。

サラリーマンの小遣い程度で、最大25倍の取引ができるのですから、こんな金融商品はほかをさがしてもみあたりません。

さらに、景気に左右されません。

株式投資のように景気が悪かったり、内外の経済情勢に価格が下落したときには大きな損失を出してしまいますが、FXはそんなことはありません。

価格が下がると思えば売りから取引に参入すればいいし、価格が上がると思ったら買いから取引参入すればいいわけですから、自由自在に取引ができます。

さくら
さくら

FXはギャンブルではなく、立派な金融商品なのよ!

FXで勝つコツとは?

そしてなによりFXは勝つコツがあります。

FXではよく「勝ち組」とか「負け組」といった表現を耳にすることが少なくありません。

そこで、勝ち組の特徴はといえば、「同じ時間軸の取引をしているのであれば、ほぼ同じタイミングで、ほぼ同一の取引をしている」ということです。

なぜなら、取引で使っている時間軸が同じであるなら、儲けられる場面はほぼ同じだからです。

では、実際に勝ち組トレーダーをどう見つけたらいいでしょうか。

最近でこそ、FXは金融商品として優良ではないかと認められつつありましたが、つい最近までは、FXというと何かとうさんくさい目で見る人が多かったようです。

そこで、自分はFXをやっていることを周囲に漏らさないで、一人でFX相場に立ち向かっている人が多かったといえます。

そのため、トレード仲間と呼べる、いわばトレードのことを何でも話し合える友人がいない人が大半でした。

その状況は、令和と時代が変わっても、あまり変わっていない気がしています。

湊

FXをやっているというと、必ずやめとけって言われるもんな。。。

さくら
さくら

まだまだ誤解があるわよね!

有料メルマガを購読する

そこで勝ち組トレーダーをどう見つけるか、という話ですが、有料でもいいからという人は、いくつかのFXの有料メルマガの購読をすすめます。

なぜなら、有料で情報を提供している大半のFXのメルマガは、本当に勝っている人が多いからです。

以前は、勝ってもいないのに、いかにも好成績をあげているような内容のメルマガが多かったのですが、さすがにそういうメルマガは姿を消しています。

その有料メルマガを丹念に読み込んでみてください。

どんな通貨ペアで取引をしているか、どんな時間軸で取引をしているのが多いのかなど、複数の有料メルマガを読み比べていくと、勝っている人はほぼ同じ時間軸で、同じような通貨ペアで取引をしながら、利益をあげていることに気がつくはずです。

無料ならツイッターも参考になる

有料メルマガはいやだという方は、ツイッターからの情報収集をすすめます。

そして、大事なことは、ツイッターでFXの取引内容を発信している人が、使用している時間軸は何かがわかるものを選ぶことです。

1時間足で取引をしているのか、あるいは日足で取引をしているのか、まず、どんな時間軸で取引をしているかを必ず確認するようにしてください。

有料メルマガでもツイッターでも、書いている内容がすべて理解できるという自分自身であってください。

情報を発信している人の時間軸が何かをわからずに、かってに自分でこんな時間軸を使っているんだろうと判断する人がいますが、そういう状況だと、何を読んでも身につきません。

そうやってどんな時価軸で、相場がどんな状況のときに、こんな取引をしているのだとわかれば、自分もとりあえず、同じような通貨ペアを選んで、同じような時間軸で、同じようなタイミングで取引をしてください。

リアルマネーをつぎ込むのがいやであれば、デモ取引で勝ち組トレーダーと言われる人の取引を、何度も何度も繰り返し、やってみてください。

そうすることで、エントリーや決済のタイミングをつかんでいくことができるはずです。

相場の多数派の動きに乗る

FXは世界最大の金融市場です。

それだけにちょっとやそっとでは相場のトレンドを変えることはできません。

相場のトレンドを変えることができるのは、相場に参加している人の多くが、同じような取引をすることでしか、相場は変わりません。

つまり、何が言いたいかといえば、使っているテクニカル分析は異なっていても、相場の流れや相場の動きに従う取引をすれば、ほぼ誰もが同じようなタイミングでエントリーや決済を行う傾向にあるということです。

そして、相場の流れに従う、相場の動きを追うというのは、順張りのトレードです。

トレンドを追いかけていくやり方です。

日本人は逆張りが好きだというのが定説になっていますが、勝っているトレーダーはほぼ全員といっていいぐらい、順張りのトレードを行っています。

というのは、トレンドに逆らって逆張りをしても、小さな利益しか生み出せないからです。

また、逆張りは一時的に損失を抱え込むことになります。

それは、資金管理の面からいうと、トレードにとってはマイナスになりかねません。

さくら
さくら

FXの基本でもある順張りが大切よ!

相場は多数派が動く方向に動く

複雑に思える金融市場ですが、単純化することで真実が見えてきます。

たとえば、相場はなぜ動くかを例にとってみましょう。

相場が動くのは単純な理由からです。

「えっ、何か法則があるのではないですか?」と思われるかもしれませんが、いや、法則と思えば法則ともいえるかもしれません。

相場が動く理由は、以下二つの理由しかありません。

  • 相場が上昇するのは、買いポジションを持つ人が多いから
  • 相場が下落するのは、売りポジションを持つ人が多いから

相場を予想するのは意味がない

先日、ある投資関連の企業の方から、相場予測、つまり市況の予測をしてくれないか、という相談がありました。

私は、「相場予測は誰にもできません。なぜなら、相場が上昇するか、下降するか誰にもわからないからです」と答えました。

FXで利益をあげるためには、他人を出し抜いて相場を予想するのではなく、相場の値動きについていく技術を磨くことが第一です。

相場では、買いが強いのか、売りが強いのかが重要なファクターになります。

買いが強ければ上昇トレンドになり、買いポジションをとってそのトレンドにそって取引をすれば、利益を得ることができます。

逆もまたしかりです。

冒頭のあたりで、FXで勝つコツは簡単だと述べました。

確かに、簡単です。

勝ち組のトレードを踏襲すればいいからです。

しかし、それではいつまでたっても自分のトレードスタイルを確立することはできません。

そこで重要になってくるのが、ローソク足をいかに読み込んで、相場の流れを判断していくかです。

ローソク足の形状から値動きを読む

もう釈迦に説法でしょうが、ローソク足は相場のすべてを現しています。

高値、安値、始値、終値の4つのレートは相場そのものです。

ローソク足のなかで注目するのは、高値と安値です。

高値と安値を確認することで、買い勢力が強い相場か、売り勢力が強い相場かを判断できるからです。

相場が上昇する可能性が高い、低いかを判断する例をしめしておきましょう。

ある時点で4本値が決まったローソク足があります。

便宜上①とします。

陽線です。

時間軸は1時間です。

ローソク足本体から上下にヒゲがでています。

ヒゲの先端はその時点の高値と安値を示しています。

高値をみてみましょう。

ヒゲがその時点で止まったということは、高値付近に売りポジションを持っている人がいるから、その時点でヒゲののびが止まったわけです。

そして、1時間後、次の足が形成されていきます。

これを便宜上②とします。

②のローソク足が①のローソク足の高値を超えてしまったら、①の高値付近にあった売りポジションを持っている人より、買いポジションを持っている人が勝ったことになります。

そうすると、ローソク足②の状態から、高値更新ということで、上昇の可能性が高くなると考えてもいいわけです。

そして、②の次のローソク足③が同じように②の高値を更新したら、もう間違いなく、トレンドは上昇トレンドに入ったと確信して、買いポジションを持ってもいいかもしれません。

ローソク足の読み方についてはまた改めて解説することにします。

ここでいいたかったことは、相場は予測するものではなく、相場についていく技術を磨くことが大事だということです。

辻秀雄氏のプロフィール

辻秀雄氏
ジャーナリスト。リーマンショックに世界が揺れた2008年に、日本で初めて誕生したFX(外国為替証拠金取引)の専門誌、月刊「FX攻略.com」の初代編集長を務める。出版社社員からフリーになり、総合雑誌「月刊宝石」や「ダカーポ」「月刊太陽」「とらばーゆ」などで取材・執筆活動を行う。また、『ビジネスマン戦略戦術講座(全20巻)』などビジネス書の編集にも携わる。著書に『インターネット・スキル』『危ない金融機関の見分け方』『半世紀を経てなお息吹くヤマギシの村』など。共著に『我らチェルノブイリの虜囚』『ドルよ驕るなかれ』『横浜を拓いた男たち』など。辻秀雄氏の詳しいプロフィールは、こちらから
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