FXは危険とよく耳にするけど本当に危険なの?
具体的にどんな危険性があるのかしら?
確かに一部ではFXは危険といわれているわね!
じゃあ今日は、FXの危険性やリスクなどを詳しく紹介していくわ!
具体的には、
- FXが危険といわれている理由や対策
- FXの危険性を抑える対策
という流れで詳しく紹介します。
FXの危険性に対してしっかりと対策を行えば、危険性も低くなるため、ぜひご参考としてください。
FXが危険だといわれる4つの理由
FX取引が危険だといわれる理由は、次の通りです。
- 高いレバレッジでの取引
- 借金する恐れがある
- FX会社の倒産
- そもそも投資が危険
それぞれ詳しく紹介します。
高いレバレッジでの取引で大きな損失を出す恐れがある
FXが人気の理由の1つとして、レバレッジがあります。
レバレッジとは、少ない資金でも大きな資金の取引ができること。
日本の国内FX会社では、個人の場合最大25倍のレバレッジをかけることができます。
例えば、10万円の資金であれば10万円分の取引しかできませんが、レバレッジを25倍かけることで250万円分の取引を行うことができるのです。
レバレッジをかけて取引を行い、予想が当たればその分大きく利益を出すことができますが、予想が外れればその分大きな損失を被ることになります。
特にFXを始めて間もない初心者の方は、レバレッジのリスクを知らず、無理な高いレバレッジでの取引を行い大きな損失を出しやすい傾向にあります。
無理な高いレバレッジによって、大きな損失を出していることでFXは危険といわれているのです。
借金をしてしまう恐れがある
FXでは、ロスカット・ルールが採用されているため、原則として最低限の資金は温存されます。
ロスカット・ルールとは、ポジションの損益がある一定レベルに達したときに、更なる損失の拡大を未然に防ぐために、その対象ポジションを強制的に決済する制度のこと。
ただし、相場の急激な変動や評価対象データの量などの影響により、ロスカットが正常に処理されているにも関わらずロスカット判定のための評価や反対売買の執行に遅延が生じ、その結果として預けた資産以上の損失が発生する可能性がありますので注意が必要です。
またクレジットカードを利用してFXをしたり、人からお金を借りてFXをしたりしていると、損失を出した際に借金をするリスクが高くなります。
FXでは、急な相場の変動でロスカットが正常にされなかったりお金を借りたりして取引を行うと、借金をしてしまう可能性があるのです。
FX会社が倒産してしまう恐れがある
万が一、FX会社が倒産してしまえば、その会社に預けている資金は帰ってくるのか不安になると思います。
結論からお答えすると、2019年12月11日時点では国内のFX会社はどこを利用しても資金は戻ってきます。
なぜならば、国内のFX会社は、すべて信託分別管理を義務付けられているから。
信託分別管理とは、FX会社が自社の資産と顧客の資産を分けて管理するため、信託銀行と信託契約を交わし、顧客の資金を信託口座で管理すること。
万が一、FX会社が倒産をしたとしても、顧客の資金は確実に返還されます。
またGMOクリック証券では、日本投資者保護基金に加入しているため、返還すべき分別金が不足したとしても、顧客1人当たり1,000万円まで補償されます。
このようにFX各社では、顧客の大切な資金を守るために様々な体制を整えているため、倒産しても資金が返還されないということはないのです。
そもそも投資全般が危険と考えられている
投資全般は危険であり、もちろんFXにも大きな損失を出すリスクがあります。
しかし、ハイリスクハイリターンという言葉があるように、高いリスクをとればその分大きなリターンを得ることができます。
闇雲にリスクをとればいいというわけではなく、しっかりと勉強をしリスク管理ができて始めてリスクをとることができるのです。
何の準備もなく大きなリスクばかりをとっていては、投資ではなくただのギャンブルとなってしまいます。
FXでより安全な取引を行うためにも、しっかりと勉強をし正しい知識とリスク管理を見につければ、FX投資はより安全なものになるでしょう。
FXの危険性を抑える5つの対策
FXの危険性を抑える対策は、次の通りです。
- FXは余剰資金で行うこと
- 5倍~10倍を超えないレバレッジで取引を行う
- エントリー時にはストップ注文(損切り)も同時に発注する
- 経済指標が発表される前後は取引を行わない
- 1万円という少額取引から始める
それぞれ詳しく紹介します。
FXは余剰資金で行うこと
FXは、余剰資金で取引を行いましょう。
その理由は、2つあります。
- 生活費を失ったら困る
- 損失を出したら余裕がなくなり冷静な判断ができない
生活費に使うお金投資に回してしまうと、万が一損してしまった場合生活するお金が無くなってしまいます。
また、損失を出すとなんとしてでも取り返さなければと冷静な判断を失い、どんどん損失を出しやすくしてしまうという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
生活費がなくなれば、人に借りて借金を増やしてしまう可能性もあります。
世の中には損をしてもいいというお金はありませんが、貯金のお金や生活費ではない余剰資金でFX取引を行いましょう。
5倍~10倍を超えないレバレッジで取引を行う
レバレッジは、5倍~10倍を超えないように取引を行いましょう。
低いレバレッジでの取引は、得られる利益も少ないですが損失額も少なくなります。
損失額が少なくなれば、何度も取引を行うことができ、上達するスピードも上がります。
初心者の方は、初めからFXで利益を得ようと思うのではなく、たくさん取引を繰り返し経験を積むことが重要です。
何連敗しても資金が無くなりづらい、5倍~10倍を超えないレバレッジで取引を行うことをおすすめします。
エントリー時にはストップ注文(損切り)も同時に発注する
エントリー時には、必ずストップ注文(損切り)も同時に発注するようにしましょう。
ストップ注文(損切り)とは、予想が外れた場合に損失を限定する注文方法のこと。
例えば、100円で買い注文を発注した場合、98円に逆指値注文を発注します。
予想が外れ98円まで下落した場合、損切りが確定し損失を限定することができるのです。
ただし、ストップ注文もロスカット・ルールと同様に、相場の急激な変動や評価対象データの量などの影響により、正常に処理されない場合があるため注意が必要です。
経済指標が発表される前後は取引を行わない
経済指標が発表される前やされた後の取引は、急な相場の変動が起こりやすいためやめておきましょう。
経済指標とは、国の景気や情勢を見るものであり、日によって様々な経済指標が発表されます。
主に、アメリカの雇用統計や政策金利などがあります。
また、GDP(国内総生産)や小売売上高など重要な経済指標はたくさんあります。
FX各社でスケジュールや結果をリアルタイムで確認することができるため、取引前に何の経済指標が発表されるのかや、いつ発表されるのかを確認し取引を行いましょう。
1万円という少額取引から始める
FXを始めたばかりの初心者の方は、まずは1万円という少額取引から始めてみましょう。
国内のFX会社のレバレッジは、個人の場合最大25倍までの取引することができます。
そのため、1万円から取引を行っても利益を出すことができるのです。
また、各通貨ペアごとに必要最低限の資金が異なります。以下の表をご覧ください。
通貨ペア | 取引に必要な証拠金 |
---|---|
ドル/円 | 4,400円 |
ユーロ/円 | 4,900円 |
ポンド/円 | 5,800円 |
ユーロ/ドル | 4,900円 |
出典:外為どっとコム 為替レートの水準が高いほど必要な証拠金は多くなりますが、1万円あればどの通貨ペアでも取引できることが分かると思います。
万が一、大きな損失を出してしまった場合でも、1万円であれば精神的な影響も少しは抑えられるはずです。
1万円からFXを始めるやり方をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ:FXには危険性はあるが対策をすれば問題ない!
本記事では、FXの危険性や対策について詳しく紹介しました。
確かにFXにはリスクが存在し、世の中ではFXで失敗した経験をお持ちの方も多いです。
しかし、失敗しているほとんどの方たちは、高いレバレッジでの無理な取引やストップ注文をおかず含み損をずっと持ち続けていたりします。
FXは、勉強をし正しい知識と対策を行えば危険を防ぐことができるのです。
以下の記事を参考に、FX会社を選び取引を始めてください。