何十年も前の値動きを確認できるチャートはあるの?
過去チャートを用いた検証方法についても知りたいわ!
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
結論からお答えすると、過去チャートの検証は、FXで利益を上げていくためには欠かせない作業になります。
しかし、実際に過去チャートの検証をどうやればいいのかわからないと思います。
そこで本記事では、
- そもそもMT4とは
- 「MT4」を用いた過去チャートの検証方法のやり方と流れ
- FXで過去チャートの検証が大切な理由
という流れで、過去チャートの検証方法について詳しく紹介します。
本記事の「「MT4」を用いた過去チャートの検証方法のやり方と流れ」を読んでいただければ、過去検証のやり方が分かりすぐに取り組むことができるようになります。
過去検証でお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
「MT4」なら何十年前の過去チャートを確認することができる
「MT4」では、何十年前の過去チャートを確認することが可能です。
FXのトレードでは、過去のチャートを検証することで、将来の価格予測を優位にすることができます。
なぜなら、未来のチャートにも過去のチャートと同じパターンがたびたび出現するからです。
過去のチャートと同じパターンが出現すれば、次はこう動く可能性が高いということを知っていることで勝率も上がります。
逆に、パターンが崩れれば、損切りも素早く対応できるのです。
何十年も昔のチャートを確認したいのであれば、MT4を利用することをおすすめします。
そもそも「MT4」とは?
MT4は、ロシアのMetaQuotes社が開発したFX取引ツールです。
以下の画像をご覧ください。
チャートの色は変更できますが、シンプルで洗練されたデザインであることが分かります。
一般的に世界中のトレーダーから人気があるといわれており、人気の秘密はチャート機能の性能の良さとカスタマイズ性に優れているという点です。
チャート機能の性能では、他のトレーダーが作ったインジケーターを表示することができます。
また、EA(自動売買)もインストールすれば使えるというカスタマイズ性にも優れております。
MT4を利用するには、MT4を利用できるFX会社の口座開設をする必要がありますが、無料で利用することができます。
「MT4」を用いた過去チャートの検証方法のやり方と流れ
MT4を使った過去チャートの検証方法のやり方と流れについて、以下に解説します。
ステップ①:検証したい通貨ペアを選び表示させる
まず、現在入っているデータを確認するために、検証したい通貨ペアのチャートを表示させます。
① ファイル→新規チャートをクリックします。
② 米ドル/円の場合、Forex→USDJPYをクリックします。
③チャートが表示されたら、現在入っているデータ数(一番古い日付など)を確認するために、ツール→ヒストリーセンターをクリックします。
④USDJPY→1分足をダブルクリックし、一番下までスクロールすることで、現在入っている一番古いデータを確認することができます。
⑤ここで、一旦チャートを閉じます。
ステップ②:ヒストリーセンターで過去チャートをダウンロード
① ヒストリカルデータを取得するには、まず、チャート上に表示するバーの本数を増やす設定を行わなければなりません。
そこで、ツール→オプションをクリックします。
②「チャート」タブの「チャートの最大バー数」を「9999999999」に変更してOKをクリックします。
② ツール→ヒストリーセンターをクリックします。
③ ダウンロードする通貨と時間足を選択し、ダウンロードボタンをクリックします。
④「ダウンロード・アラート」画面が表示されますが、OKボタンをクリックするとダウンロードがスタートします。
④ 黄緑色のバーが右に伸びて、ダウンロードの状況を示してくれます。
⑤ダウンロードが終了すると、レコード数が大きく増加し、一番古いデータの日付も変わっているので、それを確認したら閉じるボタンをクリックします。
⑥MT4を再起動させて、データを反映させます。
ステップ③:ENTERキーで過去検証したい期間を入力し検証開始
① まず、更新情報とともに画面がスクロールしないように、自動スクロール機能をオフにします。
② Enterキーを押すと日時を指定できるので、検証したい期間の始点を入力します。
③ 入力された日付に移動します。
④あとは、移動平均線やMACD、ボリンジャーバンドなど、好みのテクニカル分析を使って検証します。
FXで過去チャートの検証が大切な理由3つ
FXで過去チャートをの検証作業が大切な理由は、以下の通りです。
- 相場観が身に付く
- 売買ルールが身に付く
- 取引スキルが上達する
それぞれ詳しく紹介します。
相場観が身に付く
過去チャートを検証することにより、相場観を身につけることができます。
なぜならば、チャートの節目を知ることで、トレーダーが次にどのような行動を取るかを予測しやすくなるからです。
例えば、上昇・下落の途中で頻出する「ペナント」「フラッグ」「三角保ち合い」などの保ち合いパターンが出たら、時間とともに収束し、どちらかにブレイクします。
また、「Wトップ」「Wボトム」「ヘッド&ショルダー」が出ると天井や大底となります。
チャートには投資家心理が働くため、頻繁にではないがこのようなパターンが出現します。
従って、過去チャートを検証することで、どういったところでパターンが出現するのかやこのパターンは危ないなどの予測を立てる相場観を鍛えることができます。
勝率の良い売買ルールが身に付く
過去チャートを検証することにより、勝率の良い売買ルールを身に付けることができます。
しかし、過去チャートの検証も適当にやっていては、売買ルールを身に付けることはできません。
自分で作った売買ルールで過去チャートの検証をすることが大切です。
自分の取引ルールの欠点が分かり、どういった場所で失敗する確率が高いということを把握することができます。
従って、自分で作った売買ルールで過去チャートの検証をすることにより、勝率の良い売買ルールを身に付けることができます。
取引スキルが上達する
相場の動きは常に同じとは限りません。
何かの事情でまったく動かなくなったり、急な上下動をしたりと、検証していた時とは違う動きをすることがよくあります。
そんな時も、しっかりと検証作業をするスキルを身につけていると、柔軟な対応ができ、メンタル面でも安定したトレードができるようになります。
MT4を提供しているおすすめのFX会社
JFX
JFXはスキャルピングOKであることや豊富なキャンペーンなどで人気のFX会社です。
スキャルピングは禁止とするFX会社が多い中で「スキャルピングOK」を大々的に打ち出しており、取引システムのスピードや約定力も確かなもので1日の取引量に上限もないことから、スキャルピングに興味がある場合はぜひ口座を開設しておきたい会社です。
また、プロも愛用する人気の取引ツール「MT4」が使えるFX会社としても有名です。
JFXはヒロセ通商の子会社であり両社は共通している点も多いですが、重要な違いもあります。JFXの特徴やメリット・デメリット、ヒロセ通商との違いなどについては下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ:FXで利益を上げていくためには過去チャートでの検証作業は必須
過去のチャートを検証する意味は、①値動きのクセを覚える、②ロジックの精度を試す、③インジケーターの精度を試すなど、いろいろな目的があります。
そのなかでも基本となるのは、過去チャートから相場を分析することです。
なぜなら、過去のチャートからチャートパターンや相場状況を分析していくと、次に同じようなチャートの形になった時の判断がしやすくなるからです。
FXで利益を上げていくためには、過去のチャートの検証は必須の作業です。
検証を進めることでトレードルールを確立することができ、そのルールに優位性があるかどうかを確認できます。
そして、検証を続けていくことで、自然と優位性のある局面を判断できるスキルが身につきます。